
白雲岳品小屋と星空
あちこちからカエルのような鳴き声(いびき)がひびく白雲岳避難小屋。
いつの間にか自分も落ちていたが、明け方の2時30分頃、足音で目が覚めた。
そろそろご来光を求める人たちが動き出す時間だ。
寝ようとした時はガスっており星景は諦めていたが、テントから顔を出すとスッキリとした星空が広がっていた。 寒いのでテント前から数カットだけ撮影。 すぐテントに戻ってシュラフに潜り込む。
星撮りをするにはギリギリの時間だったかな。
空もだいぶ明るくなってきていたし。
ちなみにシュラフはモンベルのUL.スーパースパイラル ダウンハガー #3。
寝るときの格好はタイツを履いたくらい。 特に寒さも感じず、熟睡できたと思う。
ご来光を見る予定は無いので、そのままダラダラしながら、気温が上がるのを待つ。
しばらくしてから朝食。またインスタントラーメン。スープは白飯に投入して 行動中に腹減ったら食べます。

左奥 白雲岳山頂
で、ココでトラブル発生。
朝食後、荷物整理しているとカメラの予備バッテリー類を入れた袋が見つからない・・。
ザックの中身を出して、何度確認しても入っていない。
考えられるとしたら昨日白雲行った時にザックから出して置き忘れたか・・。
いくら探しても見つからないので、やはりもう1度白雲岳に行くしかない。
ってことで4時30分にテン場出発です・・。

白雲岳 ゼブラ雪渓
ちょっと急ぎ足で白雲岳到着。
ガスってた山頂も着くころには晴れて朝日が差してた。
先にきていた方々に「丁度いい時に来たね、私たちこうなるまで1時間くらい待ったのにw」って言われました。
ラッキーでしたねw。
ってココに来たのはあくまでも忘れ物を探しにです。
昨日天気待ちしていた待機場所をくまなく探したけど見つからない。
風に飛ばされたかなって思って広範囲に探しても無い・・。どこだ・・。
色々探したけど、肝心の忘れ物は見つからず・・。
意気消沈してトボトボ、テン場まで帰ります。
戻ってきて出した荷物類をザックにしまってたら、天蓋のポケットにその袋が入ってた。
何度も探したのに・・。
まあ忘れものをしていないってことで、スッキリした気持ちで荷物整理・テントの片づけを始めます。
この後の行程は、昨日行かなかった緑岳から北海岳、お鉢は回らずに黒岳から下山します。

避難小屋から緑岳分岐への道
7時20分、避難小屋を出発して、緑岳分岐を目指します。
実際歩いてみるとそんなにしんどくなく、緑岳にもあっという間に到着。
引き返して小泉岳、白雲分岐を目指します。

キバナシオガマ
白雲分岐までの道も両側にたくさんの花々が咲いています。
ただ今回は背中の重たさもあって、ほとんど花を撮れなかったのが残念。
その中でも目についたのが、キバナシオガマ。
なんかこの花がすごく気に入りました。
白雲分岐で残ってた菓子パン食って、北海岳を目指します。
昨日白雲に行く途中から見た雪渓を歩きますが、 最後の登り以外はのんびりと平坦な道が続きます。

北海岳
着いたときは少し青空見えていましたが、休憩している間にガスで真っ白に。
ココから左に向かえばお鉢周りのスタート。
ただ今回は体力的にキツそうなので右へ。そのまま黒岳へ向かいます。

イワブクロ

イワブクロ(アップで)
北海岳から一気に高度を落とす登山道。
その途中にベンチが2つ設置された休憩ポイントがあります。
見晴らしも良く、周りにはイワブクロが結構な数咲いていて休憩にはもってこいの場所。

黒岳石室。黒岳登山道から。
その後さらに下って、川越えて(スノーブリッジ有り)、雪渓登って、石室到着。
始めての石室。かなりの人ごみでビックリ・・。 残りのソーセージだけ食べてそそくさと出発します。
20分くらいで黒岳山頂。
こちらも石室に劣らず人が多い。
(山頂標識は人が写り込むので無し)
空は曇っており見晴らしも悪いので、休まずそのまま下ります。
人が多いのはいいけど、騒がしいのが苦手・・。
ただ1つ気になったのが山頂の観光客の多さ。
実際黒岳からの下山時にもたくさんの観光客とすれ違った。多くの人はデジカメだけ持って飲み物も持っていない。
今日は曇りだからまだ良いけど、晴れの日なら結構危険なんじゃないかなと思うんだよね。
道中も標識に山頂までの距離は書いてあるけど、目安の時間は書いていないし。

リフト
50分くらいかかってリフト乗り場到着。
もう歩かなくていいかと思うと気が楽だw。
リフト代400円+ロープウェイ1100円払って13時7分、下山完了。
1泊2日のテン泊終了です。
天候は2日間ともおおむね曇り。
空を見上げる回数はほとんどなかったけど、その分足元の花々が楽しませてくれた。
ただ重たいザックの為、花もほとんど撮れていないけどね。
あとは装備の軽量化をきちんと考えないといけないなと思ったり。
今度は日帰りでお鉢周りもしたいな。
ではまた~。
この記事へのコメントはありません。