雨竜沼から夕景を撮影する為に美瑛へ移動しましたが、残念ながら雲が分厚くイマイチな感じ。なので明日に備え、早めに望岳台に移動しました。18時到着。

十勝岳望岳台防災シェルター
新しくできた「十勝岳望岳台防災シェルター」。来たのは今回が初めて。中もきれいだし、何よりトイレがウォシュレットになっているのがうれしい。外観もゴツで『シェルター』となっていますが、万が一の時にはどれくらい耐えられるものなのか?
実際今回の十勝岳登山でも感じましたが、最近は噴煙が特にスゴイ。噴煙の場所も1か所増えていますしね。十勝岳には30年周期説というのがあるらしく、ここ2・3年がその範疇にはいるみたい。
十勝岳 有史以降の火山活動
みなさん、気を付けましょう。

入山届はシェルター入口に移動
今回は望岳台を0時にスタートしました。時期的に新月の為、星撮りをしながら十勝岳山頂で朝日を狙う予定です。
上空はガスったり、星が見えたりと変化が激しい。やはり湿度は高く、少し歩けばこんな時間帯でも結構汗が出てきます。
1時間ほどで避難小屋到着。この後の岩場から少し風が出てきました。岩場を登っている途中で、山の奥から発光が。上空は雲の無い星空なので、十勝岳連峰を越えた新得・鹿追方面での雷みたい。岩場を終えたジグザグ道あたりではさらに風が強くなってきた・・。で、2時頃昭和火口到着。

真ん中のちょこっと高い山が美瑛岳。明るいのは金星(たぶん)。
見上げた夜空は星満点。ただ十勝岳や美瑛岳の稜線にかけては分厚い雲がかかっており、この先へ進もうというモチベーションが急激になくなる・・。まずはココで星を撮りながら様子を見ます。
時間にして30分ほど撮影し、美瑛岳奥の東側は白み始めてきました。でも稜線の雲に変化なし・・。
ということで今回はココまで。結構強風にあたって寒さも感じてきたので無理をせずに引き返します。自分の場合、「粘る」ということはしません。また次来たらいいじゃんって考え。なのでそそくさと下山します。

噴煙がヤバすぎ
下山途中、雲海撮影に良さげな場所で日の出を待ちましたが、待っている間に雲海が消えてしまったので(悲)、ふたたび下山開始・・。
避難小屋あたりで日の出になったみたい。見上げた噴煙が鮮やかに色づきます。でもその量がスゴイですね。

旭岳も光り輝く
その後も旭岳や富良野岳を見ながら、テクテク歩き続けます。これから登り始めるたくさんの人たちとすれ違って、5時過ぎに到着。
全体的に物足りなさはありますが、星空撮れたのでまあまあかな。このあとは白金方面には下りず、十勝岳温泉方面から上富良野に下りて、朝7時から入れる『フラヌイ温泉』で汗を流します。ここは源泉が30℃と低く、水風呂が苦手な人でも入ることができます。今時期の登山でほてった体を冷やすには一番良い温泉だと思ってます(設備は相当古いけど)。

ご存知ファーム富田(彩りの畑)
フラヌイ温泉を出てもまだ8時過ぎ。ということでファーム富田に寄り道、少しだけ観光して帰ります。
やっぱり結構な観光客の数、いろんな言語も飛び交ってます。以前に比べて食べる場所も増えており、天候のせいもあってか、みんなソフトクリームをなめている。商売繁盛でなによりですw。
それにしてもいい天気過ぎて、せっかく温泉で流した汗が再び噴き出します・・。もう一度温泉に入りたい。
その後は『フラノマルシェ』でお土産買って札幌へ。久しぶりに2日間とも遠出できた週末でした。
ただ十勝岳の噴煙を見て、今後は少し収まるまで様子を見てみようと思います。
ではまた~。
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