先週の日曜日は狩場山目指して山登りに行ってきました。ただタイトル通り手前の前山で敗退です・・。
本当は土曜日に登る予定でしたが、仕事が長引いたりで断念。日曜日も天候がよさそうなので日程変更です。札幌からだと結構遠いんですよね。
土曜日の夜に道の駅「よってけ!島牧」で車中泊。2時頃起きて登山道へ。
狩場山には3つの登山ルートがあります。
・千走(ちはせ)新道コース
・茂津多コース
・真駒内コース
千走コースは昨年登っており、その時山頂から見た茂津多コースの稜線歩きが魅力的だったので、今回はコチラを選択。

茂津多岬灯台と天の川
道の駅からは30分くらいで登山口に着きます。まだ出発まで暗いので茂津多岬灯台によって写真をパチリ。うまいこと流れ星も写った!
ちなみにこの茂津多岬灯台、平均海面から塔頂までの高さが日本一だとか。あまりすごさが分からないけどw。

4時30分頃出発!早すぎたかな
登山口前は広く、駐車スペースも十分。でもこのスペースを埋めるくらいの登山客が来るとは思えない。
準備して4時30分頃出発します。
今回は狩場山ということもあって、熊鈴を2つ(1つはザック、1つは手持ち)、笛を携帯していきます。ちょっと大げさかなとは思ったけど、後で役に立つとはこの時思わず・・。

下草には朝露が
初めは緩やかな山道。笹もきれいに刈られており、道も歩きやすい。ただ日の当たる場所では下草が育っており、この時間帯だと朝露で結構濡れてしまいます。
登山口の台帳を見ると、水・金にも1人ずつ登っていたようで、2人とも5時30分過ぎのスタートでした。もう少し待って朝露が乾くのを待った方が良かったのかも。

先が長い・・
20分くらい歩いたところで看板発見。
現在地を教えてくれますが、先の距離を考えるとちょっと余計な親切心かなw。
ここから階段状の急登が始まります。湿度も高く、徐々に汗も出始めます。道中ずっと樹林帯。下草も濡れており、登山靴から少しずつ浸水。倒木もあったりで、障害物競争さながらの登山道です。

先を急ごうと振り返った瞬間!
1時間30分ほど登ったところで、ようやく樹林帯を抜けて一息。振り返って海や来た方向を眺めます。
さあ先を急ごうと振り返り、ザックに着けていた熊鈴が大きく音を出した瞬間、20mほど先で登山道から笹薮に逃げ込むスゴイ音が。
姿こそ見えなかったものの間違いなく熊であることは想像できる。笹薮をなぎ倒すような勢いと、その揺れ幅を見ればわかります。
手持ちの鈴を打ち鳴らし、声を出しながら、もう片方の手でポケットに入れていた笛を探します。
熊はこちらが鈴や笛を鳴らせば遠くに逃げてくれます。鳴らすのをやめるとその場で立ち止まってこちらの様子を伺います。笹薮のおかげで相手のと距離感、行動が良く分かります。
鈴や笛を鳴らし続け、笹薮の音がかなり遠くなったところで本当に一息w。恐怖心もまだ残りますが、先を急ぎます。
少し登った先で、新しい大きな熊糞を発見。色はほぼ緑色。食物繊維が豊富そうでしたw。

小沼
見晴らしが良かったのはさっきの場所くらい。また背の低い藪のような山道を進みます。30分ほど行くと小沼に到着。たしかに小さいけど周りにはカエルがいたりで、生き物には貴重な水場なんでしょう。

頂上4.7km・登山口5.3km ちょうど半分くらい
小沼の反対側にかかっていた標識。ここらへんでちょうど半分くらい。まだ先は長い。

心のオアシス エゾカンゾウ
またまた背の低い山道を進みます。頭をぶつけ、服やザックをひっかけられ、相当なストレスがたまります。ようやく見晴らしの良いところに辿り着いた。ここら辺が唯一と言っていいくらいの花が咲いていた場所。エゾカンゾウやアザミ、名前わかんないけどモフモフしたピンク色のが咲いていました。
ここら辺ですかね、もう前山着いたら帰ろうと思ったの。身長が高いので背の低い木々をよけるのが大変・・。腰も痛くなってきたし、体力あるうちに引き返そうと思った次第です。
でもせめて前山まではと気力を振り絞って、また藪道の中へ。

前山到着 看板ボロボロ
そんなこんなで前山到着。3時間弱。
さっきの小沼もそうだけど看板がボロボロ。結構厚みのあるしっかりとした看板なのに風雪とは思えない壊れ方。やっぱり熊なんだろうか。

前山より狩場山山頂方向
ここからが本番のはずだけど帰りますw。狩場山まで往復して疲労感ある中をまたあの藪道はご免こうむりたい。秋か来年にでも千走コースから来てつなげます。
前山から狩場山は方角的に真東のはず。狩場山から登ってくる朝日を撮ってみたいけど、間違いなく熊に襲われるだろうね。タイミングは天候の良い冬に限られるかな。

靴もグショグショ
ゲイターは面倒臭がらずつけましょう。靴の中までグショグショです。でもあんまり不愉快な感じはしません、ちょっと楽しいくらいw。
前山山頂の岩場で少しだけ休憩。帰ろうと思っているうちに帰ります。じゃないと先に行きたくなる。それくらい魅力的な稜線。
今後は反対側から登ってくることをイメージして下山(撤退・敗退ともいう)します。

クルマユリ(たぶん)
正直下山の方が大変なんですよね。登りよりも足元に注意が行くので、頭の方がおろそかになる。姿勢的にも窮屈になるので。
下山時に男性との方とすれ違ったけど、その方はヘルメットをかぶっていた。確かにこういう登山道ではヘルメットの方が良いかも。
そんな中でも可憐に小さく咲いているクルマユリがかわいかった。

爪先がすごいね
撮るときに何か置けばよかったね、そっちの方が大きさがわかる。でもたばこ吸わないんだよなw。

漆黒のカタツムリ
この山域だけなんだろうか?ブドウマイマイ。相変わらず黒くてカッコイイ。
そんなこんなで10時30分頃に登山口到着。やっぱり体力あるうちに帰ってきてよかった。本当にあの藪道はストレスがたまったな。でも前山山頂で誓った通り、かならず逆方向からつなぎに来たいと思います。
さて8月に入るとお盆休み。早速第1週目から分散して休みを取得予定。すべては台風5号の動きしだい。お願いだから北上しないでと願いながら準備を行います。
ではまた~。
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