会社の夏季休暇を利用してトムラウシ山にテント泊をしてきました。
休みは木曜日から日曜日までの4日間。木曜日は準備や移動日にあてて、金曜日からの山行で初の2泊3日です。
ルートは、短縮登山口→(南沼)→ヒサゴ沼(1泊め)→南沼(2泊め)→短縮登山口の予定です。

2テン泊3日の旅へ出発
4時50分、短縮登山口から出発です。まずはトムラウシ山直下にある南沼キャンプ指定地を目指します。南沼で昼食後にヒサゴ沼に移動の予定。
昨年もトムラウシには登っていますが、南沼までは4時間くらいだったはず。ただ今回はテン泊装備ということもあり、ザックの重さは22kg。5時間から5時間30分くらいの予定です。

序盤唯一の絶景スポット
1時間くらいでカムイ天上到着。そこからもう少し進むと序盤唯一ともいえる絶景スポットがあります。今日は天気も良く十勝岳連邦も見えました。

風が気持ちいいコマドリ沢からの登り
一生懸命登ってきてコマドリ沢手前で急降下。20分くらいでコマドリ沢に着きますが、沢に流れはほんどありません。
少し息を整えて、前トム平まで登りが続きます。コマドリ沢からの登りは雪渓を噴き上げる風が気持ちよく、足を前に進めてくれます。
その後ナキウサギがいる岩場で子熊と遭遇。自分は通り過ぎた後だったけど、後ろの女性を子熊が追いかけて来ていました。気付いた女性が声を出したら逃げ去りましたが、後続の方も少し様子を見てから登りを再開。何事も無くて良かった。
で、前トム平には8時30分頃到着。ここで一度小休止。なかなかシンドイ・・。

トムラウシ公園
トムラウシ公園の景観は見ていて楽しいので、少しの間疲れを忘れさせてくれます。でも南沼への最後の登りがシンドイ。ここで15分くらいの長めの休憩を取ります。
実はこの休憩中に今日はヒサゴ沼に行くのを止めようと考えていました。止めようっていうか無理だとw。重たいザック背負って、南沼からヒサゴ沼まではさらに6km、3時間以上かかりそうな気配。南沼2泊っていうのも良いかなと思っていました。

とりあえず南沼に到着
10時30分頃、約5時間40分で南沼キャンプ指定地に到着。ちなみに気温は27℃、暑すぎ。

暑いのにラーメン・・
少し休憩して、ちょっと早いけど昼ごはん。
定番のインスタントラーメン。でもスープは飲まずに尾西の白米に投入。
これの良いところは、
・白米の味がラーメンライスに
・水の使用量を減らせる
・晩飯を作る手間、時間を減らせる
と一石三鳥。
ただここでトラブル発生。バーナーはスノーピークのヤエンストーブ レギを使ってるんだけど付属のイグナイタ(チャッカマンみたいなやつ)が壊れたみたいで火をつけることができない。念のためライターを持ってきていたので問題は無かったけど、備えあれば憂いなしですね。

やっぱり進もう
昼ごはん食べてもまだ11時過ぎ。時間もあるし、体力も戻ってきたので、やっぱりヒサゴ沼を目指すことに。
準備して11時30分に出発。

北沼
南沼や北沼を抜けてロックガーデンを目指して歩きます。天気もこの頃からガスも出始めて日差しも弱まってきました。風も涼しくて好都合。

ご存知ロックガーデン
到着したロックガーデン。確かに岩ばっかり・・。
上から見下ろした方がルートは分かりやすかったかな。左端から右下斜めに一直線に下っていく感じですね。この時は天気も良く目印も簡単に見つけることができました。目印も最初の1つが見つかれば、その直線状に次の目印を見つけることができると思います。
ただこれが霧などで視界が悪く、しかもここが初めてだったりしたら、足場のせいもあってかなり時間がかかるかもしれないですね。

ようやく見えたヒサゴ沼
その後もいくつかのアップダウンや岩場、天沼などを越えていくと、ようやくヒサゴ沼が姿を現します。
※2019年はヒサゴ沼避難小屋改修工事に伴い避難小屋は使用不可、テント場も資材置き場となる為使えないようです。ご注意を!!!

雪渓脇ルートから
ヒサゴ沼へは雪渓脇を歩くルートを選択。こちらも結構ロックなルートです。
もう1つの避難小屋寄りのルートへは、さらに大きな登りをしなければならずトムラウシ方面から来るなら、コチラの方が正解かと思います。でも日が落ちてからだったりすると、足場も悪いので、時間をかけてでも小屋寄りのルートを選択した方がいいかも。
雪渓脇を通るので水汲みポイントもすぐそこですが、とりあえず荷物をおろしたいので先にテン場へ。

テン場到着
14時20分頃、約3時間でヒサゴ沼に到着。テン場には北大のテント(研究・観測の為?)がありましたが、山行者のものはありませんでした。避難小屋にはフランス人カップルと3人組の日本人2組のみ。最終的にこの日のテン場は、自分含め6張りくらいだったかな。
さて一息ついてから自分のテントを立てて、さっき通った雪渓まで水を汲みに行きます。

水汲みに
テン場から雪渓までは15分くらいかな。疲れた体には思った以上の距離・時間に感じますw。
水はかなり冷たいし水量も豊富。プラティパスに水を入れようとしたら、すぐ手が痛くなるくらい。顔洗ったり、頭からかぶったり心身ともにリフレッシュ。一応煮沸すること前提のようですが、自分はそのまま飲みました。ただし3日目の下山時用の水としてですが。お腹を下してもなんとか帰ってこられるようにね。
あとは昼に作ったラーメンライスを食べて1日終了。本当なら星景を撮りたいけど、この時期はほぼ満月週なので無理。朝4時に目覚ましをセットして寝袋へ。
続きはまた次回。
ではまた~。
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