先週の土曜日は徳舜瞥山に登ってきました。
夏山は過去に登ったことあるけど、その時の印象はイマイチって感じ。あんまり天候が良くなかったので山頂からの見晴らしが悪かったのと、手前の低山のせいで羊蹄山がきれいに見えなかったのが原因かな。
なので1度登ったきりで、しばらく気に留めていなかったんだけど、徳舜瞥山の冬は樹氷が楽しめるらしく、それもかなりモンスターになるらしい。被写体としても面白そうなので、まずは下見を兼ねての山登りとなります。

駐車場の少し手前から日の出前
いつもなら前日移動で車中泊ですが、今回は自宅から直で登山口へ移動です。朝4時30分に自宅を出発をして、7時頃に駐車スペースに到着。
冬の徳舜瞥山の駐車スペースは個人の方の私有地をお借りすることになります。その為、あまり早い時間帯は避け、7時頃到着の逆算で移動しました。まあ7時なら一般的に朝と呼べる時間帯だと思いますので。
で、ここの飼い犬として有名なのがバロンという犬。ハスキーなのかな、結構年齢も重ねているみたいで、少し足の具合が良くなさそう。かなり人なつっこい犬なのは知っていたけど、結構デカいので、遠くから来られるとちょっとビビりますw。
あと、山の準備をしようと車外に出るとバロンがじゃれてくる・・。結局車中で登山靴履いたり、ゲイターつけたりと準備することになりました。

前日のトレースがあって助かった
準備を終えて、7時30分スタート。今回はスノーシューで登ります。スキーで行くことも考えたけど、山頂部分の様子がわからないので無難にスノーシューで。
なんと今回はありがたいことにトレースが残っていました。
昨日の札幌はかなり雪が降ったんだけど、こっちはそんなに降らなかったのかな。冬は初めてなので、トレースがあるのはありがたい。もちろん時々ルートが間違っていないか確認はしています。以前、盲目的にトレースを信じて面倒な目にあったことがあるので(苦笑)。
ルート探しのストレスが減るだけでも助かりますね。

振り返ると朝が来ていた
ちょっと小高い所まで登ってきたところで振り返ると、低山には朝日が当たっていました。奥にちょこっと見えているのが羊蹄山。
この季節、太陽は徳舜瞥山の方から登ってくるので、こちら側はまだ日の出前。

朝が来た
こちら側にも朝が来ました。引き続きトレースは明瞭。
途中の樹林帯にもほどよく雪がつき、歩いているだけでも楽しい。どうしても足元ばかりに目が行きがちだけど、背筋を伸ばして、意識的に周りの風景を見るようにして歩いていきます。

天気サイコー
本当に素晴らしい天気、快晴です。
青と白、もしくは銀色の世界。山頂もすっきりくっきり見えます。
ちょっとここで小休止。
にしても暑い。いつも登山用のロンTの上に、モンベルのソフトシェル「パウダージェッドパーカー(1106497)」を着ているけど、たいてい汗をかいてしまう。もっと薄いのを検討したほうが良いのかな。この天気で汗をかかないように歩くってのも、なかなか難しいしね。

順調に育ってる
お目当ての樹氷林地帯を歩いていきますが、このエリアに入った途端、気温が一気に下がります。冷蔵庫の中に入ったみたい。
上の写真は樹氷林地帯を抜けた後に振り返って撮っているので日が当たっているけど、中はほぼ日が入らないので、かなりの冷え込みです。ただそれまでに結構暑くなっていたのでちょうど良かったかな。
で、樹氷林地帯を抜けると、目の前にドーンと徳舜瞥山が姿を現す(1枚目)。
ここから先は風の影響もあって、今まで助けてくれたトレースは消失。ここまで来ればもう少し。とりあえず行けるところまでスノーシューで行きます。

踏み抜きが多くて疲れる
山頂手前から踏み抜きが多くなって、かなり時間がかかってしまった。ちょっとイライラしてくるし、かなりのストレスです。
スキーで登っていたら、踏み抜きはほとんど無かったはず。でもスノーシューは持ってこないだろうから、スキーで登れなくなってツボ足とかになっていたら、途中敗退になっていた可能性大。
この山ではスキーで登るときにもスノーシューは必要みたいですね。

山頂標識が見えないので・・
最後の急登はツボ足で。アイゼンはつけずにキックステップで登っていきます。脱いだスノーシューをピッケル代わりに突き刺しながら、最後は四つん這いのようになって山頂到着。
11時頃に着いたので約3時間30分。予定では3時間くらいかなって思っていたけど、天気よくて写真を撮ったり、踏み抜きに時間を使ってしまったかな。

掘り起こす
山頂は微風、快晴。今日は天候に恵まれた日だなとつくづく思う。

とりあえずコーヒー
とりあえずコーヒーで一息。インスタントだけどおいしさは十分。
風の影響も無いので山頂からのタイムラプスを撮影することに。コンデジのcanon g7x mk2 のタイムラプス動画のモードで撮影します。終わるまで45分ほどかかるけど、この天候なら大丈夫そう。終わるまでの間、周囲の様子を撮影して時間をつぶします。

支笏湖に恵庭岳もくっきり
遠くの支笏湖もくっきり。左に恵庭岳、道に風不死岳も。手前の稜線はホロホロ山へ続く道。すげぇ楽しそうだけど、いつかは歩いてみたいな。

ホロホロ山
徳舜瞥山と必ずセットで紹介されるホロホロ山。さすがに今日は無理。2時間30分くらいで登れたら行ってみたいかな。
無事タイムラプスも撮影終了。時刻も12時前なので下山開始することに。
下山時は一応アイゼンつけて降りることにします。ある程度下って、傾斜が緩やかなところでスノーシューに変更。
ちょうど履き替えている時に2人組が登ってきました。足元はスノーシューでしたが、少し下るとスキーがデポされていました。やっぱり下山のことを考えるとスキーが正解だなと確信。

下山時も引き続き快晴
あとは来た道をそのまま戻って駐車場へ。約1時間30分で到着しました。スキーだったら30分くらいで戻れたかな。
今回冬の徳舜瞥山に登ってみて、改めて撮影ポイントとしてかなり面白うそうな場所だと思いました。2月中にも再度登ってみたいと思います。
今日は本当に楽しい1日でした。
ではまた~。
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