みなさんフィルターって使ってますよね。
自分も海で撮影することが多いので、波の動きを出すためによくNDフィルターを使っています。
ただ状況によって使用するフィルター濃度も変わるので、都度付け替えることになるんですが、これがすごく不便で、時間と手間がかかりますよね・・。
撮影できるのって本当に短い時間、なのにフィルターの取り付けに手間取って貴重な瞬間を逃してしまうってことも。
今日紹介するマンフロットXUMEマグネットフィルターはその手間を一瞬にして解決してくれるスグレものです。

レンズとフィルターにそれぞれ必要
XUMEを使うには、レンズ用マグネットベースとフィルター用フレームを購入する必要があります。
事前にそれぞれを装着しておけば、マグネットの力でくっついてくれるので、ワンタッチでフィルターを脱着できるんですね。
マグネットも結構強力なので、そんなに簡単には外れません。
実際に使ってみると、その扱いやすさに感動しますよ。あんなに手間だったフィルター交換がこんなに簡単になるなんて。
NDやPLみたいに都度取り外しが必要なフィルターだけじゃなく、保護フィルターにも便利だと思います。
レンズの保護目的にプロテクターをつけている人も多いと思いますが、それによる画質劣化を気にする方もいるはず。
でもこれがあれば、普段はつけたままでも撮影の瞬間に外すことができるので、画質劣化を気にすることもありません。

マグネット影響はならしい
XUMEにはマグネットが使われていますが、webサイトやパッケージには
XUMEのマグネットはLCD、カメラ性能や、レンズのオートフォーカス、SDカード等の機能には影響及ぼしません。
とあるので安心ですね。

ケラレの程度しだいですね、この商品は
この商品のメリットだけを見るなら即買いですが、当然デメリットも存在します。
XUMEのデメリットは主に2点。
・費用
・ケラレ
費用については、レンズとフィルターそれぞれに購入が必要なので、結果的に結構な金額になりそう。
試しに1組購入して、その便利さに納得がいってから必要な分を購入するのが良いと思います。
ただそれ以上に気をつけなきゃいけないのが、ケラレの問題。
こちらもwebサイトやパッケージには、
レンズ、フィルターとの組み合わせにより、ケラレ(フィルター枠の写りこみによる周辺光量低下)が発生する場合があります。(APSセンサーで17mm以上、フルサイズ35mmセンサーで24mm以上の広角ではレンズによってケラレが発生する場合があります)
とあります。
ということで、自分でも実際に試してみました。
使用した機材は、CANON EOS 5D Mark3 + EF 24-105 F4 L IS USM。レンズの焦点距離はexifのデータから参照。
あとLRでレンズのプロファイル補正は適用していません。露出と色温度のみの調整です。

24mm しっかりケラレてる

32mm まだケラレてる

35mm 問題なし
24mmがケラレるのは仕方ないとして、32mmでもケラレて、35mmでようやくOKって感じ。
ケラレた部分をトリミングするとか方法が無いわけではないけど、うーん使い勝手としては微妙かな・・。
実際に撮影で使ってみてケラレ具合を体感しないと最終的な判断はできなさそう。
あと、レンズ用のマグネットベースの上から通常のねじ込み式のフィルターを重ね付けすることはできませんのでご注意を。
面倒なフィルター交換がワンタッチで簡単に交換できるマグネット式はとてもいいアイデア。
可能ならレンズ用マグネットベースを使わなくても、先端に磁力のある(マグネットが埋め込まれている)レンズを制作・販売してくれないかな。
そうしたらマグネットベース分ケラレ具合も少なくなるはず。
タムロンやシグマ、トキナはぜひご検討くださいw。
マンフロット XUMEマグネットフィルターの詳細はコチラから
https://www.manfrotto.jp/lens-filter-suite
ではまた~。
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