2018年9月7日 AM4:00頃、実家から電気が復旧したとのメールが来た。実家と自宅は同じ区画なので、コチラも復旧しただろうと思い再通電時にショートしないよう落としていたブレーカーを上げてみる。が、反応なし・・。
ブレーカーはトイレの上にあるので、トイレの電気をつけてみるも暗いまま・・。なぜだ?道路を隔てているとかならわかるけど同じ区画なのに。
理由として考えられるのは、実家は区画の角地。なので道路2本に接している。そして1本の道路は街灯がついてるが、もう1本の道路はついていない。ちなみに自宅は街灯がついていない道路に面している。電気は電柱・電線を通して供給されるので、実家の電気は街灯がついている電柱・電線から供給されていたんだろう。実際街灯がついている道路を挟んだ向かい側の家は同じタイミングで電気がついてたようだ。
てっきり区画ごとに復旧すると思っていたが電気がくる仕組みを考えれば当然かもしれない。ということは街灯がつけば電気が復旧したと判断することができる。ただしこの方法は夜にしか使えないけど・・。

交通量の多い道路も停電中
そんなこと考えてたらいつもの起きる時間に。実家に行き暖かいシャワーを浴びる(幸せ)。自宅の冷たいシャワーで目を覚ますのもいいけど、ヘタしたら冷たさでそのまま気を失いかねないw。
早めに準備して会社に出発(帰ってくるまでに停電が復旧してますように)。念のため、昼食用にテント泊の為に買っておいた尾西の白米とマジックパスタ(カルボナーラ)、ソルティライチをザックに詰めていきます。
近くを通る国道12号線は信号が復旧していたけど、1本内側に入るとまだまだ復旧していない交差点も多々あります。譲り合いの精神ですね。

残念ながら停電のため一時休業
早めに出たのは可能ならコンビニで他にも飲み物とか買って行きたかったから。会社までいくつかコンビニはあるので、そのうちの1つでも開いていればと思いましたがやはりダメでした。
すべてのお店の張り紙には『停電の為』とありました。やはり電気が復旧しないとどうにもならないみたい。

豊平川も濁っている
いつも通る橋の下を流れる豊平川は水量こそ普通だけど、色が濁っています。
やはり駅前の大きな通りは電気が復旧していました。なので通り沿いにある自販機も復活していたのでコンビニで買えない分、ここでお茶を購入していきます。
日本は自販機天国(=自販機ありすぎ・景観を壊してる)って皮肉を言われることもありますが、今日ばかりは感謝です。

高架下の駐輪場は休止
いつも停めている高架下の駐輪場は使用不可のようす。近くの青空駐輪場が利用可能とのことでそちらに停めます。

会社近くの711もダメ
会社近くのセブンイレブンは休業、ローソンは人数制限をかけて買い物ができるようだけどかなりの人数が並んでいたのでパス。とりあえずの食料と飲み物は用意できたので。
会社に来たのは9名くらい。自転車や徒歩で来た人ばかり。オフィスは棚が2つ倒れて破損していたくらいで他に混乱は無し。デスク上のPCも無事なようす。相当ひどい状況を想像していたのでひと安心。
溜まっていた仕事がある程度片付いたところで昼ご飯。持ってきたマジックパスタをオフィスで食べると違和感があるw、やっぱり山で食べたい。

商品ガラガラ
本日の仕事は15時までとのこと。お昼過ぎの段階ではまだ公共交通機関は運転していないので、暗くなってからの帰宅はキケンですからね。
残った仕事を片付けたところで一休み。甘いものが食べたくなったので近くのコンビニへ。さすがに商品棚はガラガラ。とくにお茶や水はほぼなし。奥に残っているのはアルコール類ですね。

弁当類も無し
当然弁当類も無し、まあきれいに無くなってる。他にはティッシュ類なんかも無かったかな。
お菓子類も結構無くなっていたけど、チョコ菓子が少し残っていたのでそれをいくつかとコーヒーを買ってオフィスに戻ります

札幌駅北口でも停電中
15時になって仕事終了。仕事中に感じた余震は2回くらいかな、でもそれほど大きな揺れは感じませんでした。
札幌駅北口なのにこの時間でもまだ停電中。どういう割り振り方で停電のエリアを解消していってるんだろう。
ちなみに今回一番関心のあったことが、全道で295万しかないということ。もっと多いと思ってましたけどね。

朝はいなかった交差点にお巡りさんが
電気が少しずつ復旧してきたせいか、朝はいなかった交差点にお巡りさんがいて交通誘導していました。出社時に一番危険な場所だったのでありがたい。

帰宅してブレーカーを上げてみる
無事、家に到着。そしてまず最初にしたことはブレーカーを上げること。まだ明るいので復旧したかどうか街灯での判断ができません。
祈るような気持ちでブレーカーを上げ、トイレの電気をつける・・が、つかず・・(残念)。
15時過ぎの段階では全道で295万個のうち、停電戸数と解消戸数が半々だったので結構期待してたんですけどね・・。
その後実家で晩御飯食べてテレビを見ていたら、自宅前の消えていた街灯が一斉に明るくなりました(18:40頃)。これで電気が戻ったはず!自宅に戻りブレーカーを上げたら、トレイの電気で確認する前にwifiの機器や冷蔵庫がブーンと音を出し始めました。停電から約38時間でついに無事復旧となりました。
今回の震災で感じたことは、とにかく電気のありがたさとそれにどれだけ依存して生活していたかということ。スマホがあったおかげで昔に比べ色んな情報を知ることができたけど、結局それも電気が無ければどうにもならなかった。山登りや写真撮影で遠出するので、モバイルバッテリーを複数個もっており、いつでも使えるよう常に満充電にしていたので特に困ることはなかったけど、中には充電するために数時間並んだ人もいたんですよね。
たとえば今なら屋根にソーラーパネルを設置して自家発電している方も多数いるかと思いますが、その人たちは今回の震災をどうすごしたのか?周りが停電の中、電気を使った生活をすることができたんですかね。興味があります。
もちろん北海道全域が一斉に停電、ブラックアウトするなんてことは想定外で、今回を教訓にすればこの先起こる可能性はかなり低いとは思いますが、1年や2年でその対策ができるとも思えません。
冬場に起きた時のことを考えると、小さなものでもいいから自家発電機みたいなものを用意する必要があるかもしれませんね。今回のことを教訓に色々と学んでいけたらと思います。
ではまた。
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