夕張岳に登ってきました。事前確認では午前中は天候悪く、午後から回復する予報。本来なら昼ちょっと前から登り始めたいところだけど夕張岳は今回初めてだった為、下山が夕方近くなるのは危険と思い午前中から登ることに(熊も気になるし)。
その為登った時にはガスガスで、下山したら快晴という登山あるあるという結果になりましたw。
先日石狩岳に登ってその日のうちに札幌に帰りましたが、途中で睡魔に襲われ力尽きマオイの丘で車中泊することにしました。
そして翌朝3時過ぎに目が覚めて東の空を見るとなんか爆焼けしそうな感じ。少し移動して日の出を迎えますが、予想通りの爆焼けの中に夕張山地のシルエットを見ることができました。
夕張山地では夕張岳と芦別岳が有名ですが、まだどちらも登ったことがないなと思い、今回はとりあえず夕張岳を選択。
ちなみにシルエットの山並みは正直どれがどの山か特定することはできません・・。
夕張岳の登山口へはシューパロ湖の白銀橋(しろがねばし)を通って林道を進みます。
アスファルトが終わって砂利道を少し進んだところで残り9.4kmの看板。まだ結構ありますね・・。
結構凸凹な道を通って駐車場へ到着。しっかり車も泥を撥ねて汚れてしまいました。
自分が着いた時にはすでに6台くらい停まっていたかな。あんまり天気良くないけど結構人気の山ですね。
準備して出発します。初めての山はいつも緊張しますね、それ以上にワクワクもあるけど。
少し進むと二股の道に到着。左に進むと「馬の背コース」、右に行くと冷水の沢コースとなります。
馬の背コースはかなりアップダウンのあるコースで、冷水の沢コースは穏やかな登りのコースとなり、先の方で合流することになります。
今回は初めてということで両方のコースを歩きたいので、登り:馬の背コース、下り:冷水の沢コースで行くことに。下山時にあまり急な下りを歩きたくないというのが理由です。
馬の背コースを歩いて行くと見えてくるのが夕張岳ヒュッテ。なかなか立派な建物ですね。宿泊はできるけど食事などの用意は無いみたい。
馬の背コースのスタート地点、利用者を計測するためのカウンターを押して出発します。
地形図で事前に確認しているけど、序盤から結構な急登が続きます。
ちなみに馬の背の意味は、
両側が切り立った崖になっている狭い尾根、またはそこを通る登山道のこと。-goo辞書
決して真横から見た馬の背中のように平らを表す言葉ではないのでご注意を。真横から見るならラクダの背中コースってなるかなw。
階段もあるなど登山道は整備されていますね。なるべく息が上がらないようにゆっくり登っていきます。
高度が上がっていくにつれてガスが濃くなっていきます。
歩く分には涼しくていいんですけどね、景色が全く見られないっていうのは残念です。
夕張岳は花の山でもあるので、ぜひシラネアオイの時期にも来たいですね。
でも今年中にもう1回、天気のいい時に来たい気もするけど。
丁度中間地点になる望岳台に到着。少し休憩しますが真っ白なので何も見えず。後から来た人によると、『天気のいい日は目の前にも大きな山があって奥には芦別岳も見えるよ』とのこと。
今日は山頂までのトレーニングと割り切って再出発します。
望岳台を境に道はかなり緩やかになるので歩きやすくなります。多少笹かぶりもあるけど気にするほどでもありません。
そして沢にでます。左に登山道があるので間違っても沢に沿ってまっすぐ行かないように。
がま岩なる場所に到着。しかしガスが濃すぎるため周りを見回してもどこにその岩があるのかもわからないのでとりあえず写真だけ撮って先に進みます・・。
あとここら辺から木道も出てくるので歩きやすさも上がります(濡れている場合は注意が必要だけど)。
続けてひょうたん沼に到着。全体を見るとひょうたんの形してるかも。ここはガスがあっていい雰囲気に。
この日見た数少ない花?がチングルマ。かわいそうなくらい爆風にはげしくゆられてます。
たぶんこのエリアも夏ならきれいなお花畑を見ながら木道を歩けるんでしょうね。
ハイマツ帯を抜けると何もない吹きっさらしの場所を通ります。
道も明瞭だしロープも張られているので道を間違うことは無いと思いますが、それにしても風が強い。
山頂まで約400m。夕張岳には南富良野からの金山ルート(南富良野から)もありますが、ここで合流するんですね。
こっちのルートと比べて金山ルートは登山者も少なそうなのでちょっと熊が怖いかも。
山頂直下にある鳥居に到着、そしてその奥にあるシルエットが山頂です(よく見えない)。
既に山頂から下りてきた方々が休憩していましたが、『風強いよ~、帽子気を付けてね~』と言われました。
とりあえず山頂に向かいます。
山頂到着。本当に爆風で帽子どころじゃない。写真を撮るけどピントがあってるか確認することもためらうくらいの爆風、過去で一番強いかも。
とりあえず撮れたと思うので下山しますが、メガネも濡れて見えづらいし風も強いので結構慎重に降りていきます。
下山後は休憩もしないでそのまま登山口目指します。休んだら体が冷えそうだし、とりあえず風のない場所まで早く下りたかったので。
ここでもエゾオヤマリンドウ発見、そして相変わらずの蕾状態。
本日もおやつ持参で山登り。やっぱり定期的に行動食を食べるのって大事ですね。
天気良かったら山頂で食べようと思っていたクッキーは下山しながら食べちゃいます。
登りでまったく見えなかったがま岩が下山時にようやくその姿を見せてくれました。思ったよりデカかった。
でもすぐ横を通った時にはガスガスで少し通り過ぎて振り返ったら見えていたって感じ。で、またすぐにガスの中に消えていきました・・。
望岳台近くまで下りてくるとようやくガスの下に来ることができました。
天気がいいと左奥に芦別岳が見えるはず。あっちもまだ登ったことないんだよなぁ。今年中に行けるだろうか。
望岳台に到着。真っ白なガスは取れて目の前には大きな山。前岳でいいのかな。
休憩してもいいけど疲れていもいないのでこのまま登山口を目指すことに。ここまで下りると風も無いので気持ち的にはだいぶ楽かな。
帰りは馬の背コースとの分岐から冷水の沢コースへ。たしかにこちらの方が全体的に緩やかで登りやすいですね。次回からはこっちのコースをピストンで良いかな。ちょっときついことしたいなと思ったら馬の背でw。
あと冷水の沢コースの出発口に近づくにつれどんどん天候回復して木漏れ日も出てくるようになりました。結局山頂まで3時間くらいだったので9時スタートくらいだったら天候的にも下山時刻的もよかったのかな。
無事駐車場に到着し初めての夕張岳は無事終了。
来た道を帰りますが以外にも対向車が結構しましたね。時間的に12時を過ぎていたのでこれから登山口に向かう人はいないと思ってたんだけど、釣りの格好をしている人もいましたね。
登りはガスで下山したら晴れるっていう登山あるあるだったけどやっぱり天気のいい日にまた来たいですね。
今回の山行ルートやコースタイムは下記のヤマレコページから確認できます。
ではまた~。
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