前日は大雪山旭岳ロープウェイから下山後に水汲みをしてから東川町へ移動。
道の駅「道草館」で車中泊して翌朝愛山渓温泉の登山口へ向かいました。駐車場には気温計があったけど着いた夕方で26度、出発する朝で11度くらいありましたね。
道の駅から登山口までは1時間30分くらいかかるようす。朝食後から登山開始までの時間を考えるとちょうどいい距離間だと思います。
国道39号線を通って目印のドライブインを右折し223号線を進みます。台風が来ているので今日の夜から雨降る予報。なので昼間は曇り予報だったけど意外といい天気になりそうな予感。
愛山渓温泉に到着。車は3台ほど停まっていました。登山口にはちょうどスタートする人の姿も。
外に出ると少しひんやりとするくらいで山登りにはちょうどいい感じ。着替えて出発します。
今日は昨日裾合平から見えていた当麻岳がメインの山行。ただ途中にある愛別岳に行くか行かないかで別のコースに変更することも考えています。
登山口を6時に出発しますがゲートには昇天の滝・村雨の滝コースは使用不可とあったので、もう一つの三十三曲りコースから登っていきます。滝好きな自分には残念。
少し樹林帯を歩きます。歩き始めは少し肌寒い感じだったけどすぐに暑くなるのはいつものこと・・。
当然ロンT一枚です。
木製の橋がかけられていますが、その下には鉄の橋がひしゃげて落ちていますね。橋は幅もあって安定しているので問題なし。
ドライブインを右折してから少し走ると川と並行して登山口まで上ってきますが、結構よさげな写真スポットがたくさんありましたね。なかなか来ることができない場所だし、熊スプレー必須ですけどね。機会があればぜひ撮影してみたい。
ここから三十三曲りコースの始まり。地形図みたらわかりますがいきなりの急登をジグザグに登っていきます。
もう一つの昇天・村雨の滝コースは川沿いにゆるーく登っていくコースなので(一部急坂やロープ場もあるけど)滝が見られないということ以外にも使用不可なのが残念です・・。
急登が終わって沼の平との分岐を目指しますが、両サイドが背の高い笹薮のためほとんど視界無し。
黙々と進むのみ。
沼の平分岐に到着。行きはこのまままっすぐ進んで、帰りは沼の平を通って右側から戻ってきます。
分岐を境にして少し下り基調に変わって周辺も見えるようになってきます。意外と紅葉も残っていて歩くのが楽しいコース。旭岳周辺の紅葉が終わっていたので嬉しいサプライズですね。
そしてまだ朝は来ない。
歩きながら左方面を見るとこれから先に登る道が見えています。登山しに来てるんだから登るのは当たり前だよね・・。
このままどんどん下って行って渡渉地点に到着。川を渡って少し登ったら、
昇天・村雨の滝コースとの分岐(正面)に到着。
ここを右に上がっていきます。
この粘土質のヌルヌルの山道を上がっていきます。1歩ずつ慎重にあるけば問題は無いはず。
ただここからしばらく長い登りが続きます。
長い登りでキツイけど周辺の紅葉がちょうどいい感じ。足を止める良い理由になってくれるw。
高度も上がって沼の平も見えてきました。帰りはあそこを通って帰るので、今登っているこのコースを下ることが無いのはかなりうれしいかも。
キツイ所を登り切ったところで休憩ポイント発見。いつの間にか朝が来ていた。
一度ザックをおろしてストレッチ。背負い直して再出発します。
永山岳へはあと1/3くらいのはず。
曇り予報だったけど結構日差しが強いですね。
やっぱりあるのはチングルマくらいなのかな、この季節になると。
永山岳山頂到着。標識はサビてほとんど見えませんね・・。
山頂からは愛別岳も見えますがカッコいいですね、でもまだ行くかは決めていません。分岐から実際に稜線への高低差を見てから判断したいと思います・・。
少し休憩してから次は安足間岳へ。稜線上には昨日同様残雪がありますね。
当麻岳の稜線から顔を出す旭岳を見ながら歩いて行きます。あっちに行けば裾合平を見下ろしての旭岳が見えるはず。
安足間岳を通過して愛別岳分岐へ向かいます。
稜線の全貌が見えてきて相変わらずカッコイイ。
結局愛別岳はスルーしました。分岐からルートを見たら残雪を下ることになるからです。たぶん昨日歩いたと思われる足跡が残っていたけど、今日は気温も暖かいし万が一のことがあるといけないので。
まあまた来ればいいだけです。ということで、そのまま稜線を歩いて比布岳へ向かいます。
比布岳山頂に到着、奥には旭岳も見えています。ほぼ無風で無音。
ここで長めの休憩を取っておにぎりタイム。
今回は愛別岳に行く・行かないで事前に2つのコースを設定していました。愛別岳に行かないことで2時間程度時間が余りますからね。
行く:愛別岳・安足間岳・当麻岳・沼の平コース
行かない:比布岳・鋸岳・北鎮岳・中岳温泉・沼の平コース
ということで鋸岳・北鎮岳に向かいます。
丁度途中でパスした先行者も同じルートを歩くようで、おにぎりタイム中に通過していきました。
道迷いしそうなルートではないけど、初めて歩くのでちょっと心強いですね。
北鎮岳山頂に到着。鋸岳のハイマツ帯が意外と厄介でしたね。
山頂には誰もいないし(先行者は水補給中にパス)、お鉢のルートを見ても今日は人影が見えないですね。
北鎮岳を降りて中岳分岐を目指します。
昨日の風は強くて冷たかったけど、今日は微風でぬるい風。台風のせいですかね?
日暈と雲。飛行機雲ではないと思うんですけどね。
中岳分岐から沼の平の分岐までは昨日と逆ルートに歩くことになります。
着いた中岳温泉は1組足湯を楽しんでいたのでそのまま通過。相変わらずの硫黄臭です。
中岳温泉と沼の平への分岐に到着。
まずは当麻乗越を目指して進みます。
分岐から当麻乗越までは約1kmくらい。途中で少し下って渡渉後、左横にゆるーく登っていきます。
北鎮岳からはほぼ下りだった為、久しぶりの登りがキツイですね。
当麻乗越に到着。年配の方が1名ちょうど沼の平へ向けて出発していきました。
あと当麻岳へは1.5kmとあるけど、見上げた感じでは結構キツそうですね。やっぱり下りてくるルートを選択した方がいいと思う。
全体を見るとこんな感じ。沼巡りができそうですね。
歩き始める前にようかんタイム。ここを抜けたら登山口まで一気なのでゆっくり休憩します。
休憩終えて沼巡りスタート。ハイマツ帯を抜けて出た先がココ。どうやら近くを通らない沼もあるらしい。全体を見た時には今見えている沼が一番面白そうだったのに・・。
でもこっちからの旭岳もなかなか。
再びハイマツ帯を抜けると、
六の沼や半月の沼が見えてきます。こちらは沼のそばを歩くことができそう。
結局今回は当麻岳を通ることは無かったですね。愛別岳と一緒に夏の花の時期にでも来たいと思います。まだ残雪の残る7月くらいが良さそうかな。
あと今は閉鎖されている松仙園線が来年の7月中旬から通れるようになるみたいなので併せて歩きたいですね。
最後に半月の沼を見て沼の平が終わります。この後は朝通った沼の平分岐から愛山渓温泉に下りていきます。
2日通して初めてのコースが多く新鮮でした。季節を変えればまた楽しめそうです。
下山後はもちろん愛山渓温泉で汗を流してから旭川へ。今日の夜から雨予報なのでご飯食べてから札幌に帰ります。
どんどん日が短くなっているけど、可能な限り長めの山行を楽しみたいと思います。
今回の山行ルートやコースタイムは下記のヤマレコページから確認できます。
ではまた~。
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