道東遠征2日目は羅臼岳。
普段は1人で静かな山行が好みですが、羅臼岳はヒグマのことがあるのでみんなで賑やかに登りたいw、ということで祝日の22日に登ることにしました。
前日の阿寒富士&雌阿寒岳下山後は斜里町に移動してモンベルオホーツク小清水店でロンTを買い足したり観光スポットの天に続く道を見に行ったりして時間を潰しました。
その後道の駅うとろシリエトクで車中泊。
翌朝道の駅から直接登山口のある岩尾別温泉に行くつもりでしたが、せっかくなので知床峠で朝景を見ることに。
薄紫色に染まる空の下、国後島と漁火が見えました。ただこの日も日の出までは待たずに移動します。せっかくなのでシルエットだけどこれから登る羅臼岳をパチリ。
登山口のあるホテル地の涯に到着。アスファルト部分はホテルの敷地なので脇の芝生部分か少し上がった木下小屋の駐車スペースを利用します。
既に結構な人が待機しているようす。自分も準備して出発します。
木下小屋で入山届に記入してから登山開始。天候は薄曇りって感じかな。
どうやら自分のすぐ前に出発した人が1人目みたい。もっと車あったのにみんな車内にまだいたのか?
知床は今が紅葉のピークなんだろうか。とにかく黄色とオレンジ色に山が染まっている感じ。
序盤の登山道で目立ったのが緑鮮やかなシャクナゲ。かなりの規模で山道沿いにあったけど、花が咲いた時に歩いたらキレイでしょうね。
たぶん6月下旬から7月にかけてだろうから、その時期に登るのもありかも。
もちろん今回は熊よけスプレーを持参しています。以前から買っていて山によってザックの横ポケットに入れて歩いています(遭遇した時にすぐ取り出せるかは微妙だけど)。
ちなみにヒグマに有効なのはこのCOUNTER ASSAULT(カウンターアソルト)らしい。
もう1種類の少し安い黒いスプレーはツキノワグマとか用らしいので注意が必要です。
熊鈴ももちろんつけて歩いているけど、やっぱりクマ笹の横を通るときはちょっと緊張感がありますね。
その後もそんなに急登らしい場所も無く淡々と歩いて行きます。
ところが先行者と着かず離れずの距離で歩いていたのに先行者がジャケットを脱ぐために立ち止まった時に先頭に立ってしまうことに・・。ちょっと緊張感up。
上の方に来るとだいぶ葉が落ちていますね。逆になんであの1本だけ残ってんの?ってなってて自然って面白い。
弥三吉水に到着。奥のスペースで外国人がテント泊していて「オハヨウゴザイマス」と声をかけられビックリ。まさか人がいるとは思わなかった。
続けて極楽平に到着。ここら辺から気温が一気に低くなって肌寒さを感じるようになります。
周りも朝露がついていたり登山道も所々濡れています。この先から少しずつ登りに角度が出てきたかな。
一応初めての山の場合は定期的に道や位置を確認しています。
いつも使っているのはジオグラフィカというアプリ。事前に地図を表示させておけば圏外の時にも自分の位置を表示してくれます。
あともちろんガーミンのGPSも併用して使っています。
銀冷水に到着。水場周辺だけあって周りの落ち葉には霜がついていました。
またここにも2か所ほどテントが張れそうな場所がありましたね。実際泊まる人いるんだろうか、絶対熟睡できなさそうですが。
今日も昨日同様西側を登っているのでずっと薄暗い中をあるいてきたけど、ようやくこちら側にも朝が来ました。
さあ最後の頑張りどころである大沢入口に到着。ここを越えれば羅臼平となります。
少し風も出てきて気持ちいいくらい。ペースを落とさないよう淡々と登っていきます。
大沢を登り切って羅臼平に到着。テント場は広くて下も砂地なので快適そうだけど・・って感じですかね。
フードロッカーも見たけどあんなゴッツイものに入れなきゃ守れないような生物に襲われる可能性があるならやっぱり無理かも。
テント場から振り返って見えたのが羅臼岳。思ったより山頂部は岩岩なんですね、そして緑色の絨毯のようにも見えるのがすべてハイマツ。
では山頂目指して再度出発です。
実は3・4日前には一度降雪があり真っ白となりました。なので今回の予定からは当初外していましてがその後の好天で雪がとけたので今回登ることを決めました。
それがわかったのもライブカメラのおかげ。特にこの時期は可能な限り情報収集が大事ですね。
山頂直下は丁寧に矢印で導いてくれます。所々に雪が残っていましたがツボ足で問題無し。
そして山頂から下山してきた男性がいました。羅臼側からだったのかな。
羅臼岳山頂到着。風は少し強めだけどウィンドブレーカを着れば寒さは感じません。
知床連山の上に立っているかと思うと感慨深い。
そしてまだあの奥に歩いていける登山道があるんですよね。硫黄山を通ってカムイワッカの滝まで。
どう頑張っても1日では無理なのでテント泊必須。でもここよりもさらに奥地でテント泊って・・w。もしくはランする力が無いとダメでしょうね、でもそこまで鍛えられるかな。
山頂部はいたるところに氷が張り付いていましたね。しかも太陽も出ているので周りでは氷の落ちる音が響いています。
山頂から知床五湖や国後島、
羅臼湖なんかをパパっと撮影して下山開始ます。
後は来た道を引き返すだけ。曇り予報だったけど晴れてくれて感謝です。
登りでは大人しかった紅葉も下山時には光を浴びて一気に賑やかに。
樹林帯も木漏れ日がキレイで一気に登山口へ。
シャクナゲが出てきたらもうすぐ登山口。楽しかった山行ももう少しで終わりです。
登山口に到着して無事終了。なんかホッとしたかな。
木下小屋の駐車スペースにも車が増えていたけど、外国人含め結構な数の方々とスライドしました。
弥三吉水でテント泊していた人とも大沢でスライドしましたね。
下山後は汗を流してから明日登る予定の雄阿寒岳登山口へ行く予定でしたが、せっかく道東にいるのできれいな朝景を撮影したいと思ってとある場所へ移動します。
今回の山行ルートやコースタイムは下記のヤマレコページから確認できます。
ではまた~。
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