先日から天候次第で遠出する予定でしたが、ようやく快晴予報が出たので旭岳に登ってきました。
ただ翌日から天候悪化する予報だったのでその日のうちに帰札。本当は周辺の樹林帯も歩いたりと2・3日は欲しかったのでちょっと残念でした。
でも快晴だったのでとても楽しい山行となりました。
前日は美瑛周辺で車中泊。旭岳ロープウェイが9時始発なので、どこかで朝景を取るつもりでしたが狙っていた就実の丘が冬季通行止めで行くことができず撮影失敗・・。
同じ場所に戻ってもう一度寝てから朝ごはん(インスタントラーメン)食べて旭岳に移動します。併せて山専ボトルに入れるお湯も沸かし直します。
やっぱりガス缶(CB缶)でお湯を沸かせるものを持っておくと車中泊が楽になりますね、ただガスコンロとなると場所を取るので自分は折りたためるコンパクトなものを使っています。
自分が使っているのはこれと同じもの。ただOEM商品を買ったので今は同じものが販売されていません。CB缶はコンビニでも買えるので便利ですが、今時期は寒さで火力が弱まるので寝る際に一緒に寝袋に入れておき暖めておくひと工夫も必要です。
ロープウェイへ向かう途中にある忠別湖越しの旭岳。快晴予報通りの天候でテンションも上がります。
朝起きた時の気温も-5度くらいと暖かい朝でしたね。
大雪山旭岳ロープウェイに到着。夏場だと手前の旭岳ビジターセンターに駐車しますが、11月~5月までは無料となっているのでこちらに駐車します。ビジターセンターの方は除雪の都合でスペースがかなり狭くなっているのでロープウェイ駐車場に停めることをお勧めします。
朝景狙いで駐車場が開く前に行動したい場合はビジターセンターでもいいかも。ちなみにロープウェイ駐車場は18時には閉まるそうです。
準備して9時始発のロープウェイで姿見駅まで上がります。ほぼほぼ外国人で中国人含むアジア人は1組いたかなって感じ。駐車場で準備している時からフランス語やドイツ語、英語などが飛び交っていました。
純粋に山登りをする人は自分含め3・4人くらい。他はみんなスキーやボードを抱えています。
姿見駅について外に出ると青空にきれいな旭岳が見えました。風もほとんど無く最高の条件です。まずはスノーシューを履いて姿見の池まで歩きます。山頂までは3時間くらいの予定かな。
最初スノーシューではなくスキーで来るつもりでした。スキーは石室にでもデポして、山頂へはブーツ+アイゼンで登るつもり。ただ前日にも雪が降っていたのでしっかりと踏み固められたトレースが無いとツボ足は大変かなと思いスノーシューを選択しました。
朝一で行動したので結果的に今回はそれで正しい選択だったと思います。
先頭は日本人の3人組、続いてフランス組の8人くらいが続きます。
快晴無風の為、すでに結構な汗をかいています。姿見の池でハードシェルは脱いで、結局いつものウィンドブレーカーで登っていきます。
暑い・・。
遠くに十勝岳連峰が見えています。
先日十勝岳で火山性地震が増加しているとニュースがありましたが心配ですね。
十勝岳連峰だけで。
先を行く人達とは距離が離れていくばかりw、適度に休憩しながら登っていきます。
ここら辺では腕まくりして登っていましたね、さすがにロンT1枚になるのはちょっと危険かなと。
ただ天気良すぎて表面の雪が少し溶け始めてスキーで登っている人たちはちょっと大変そうでしたね。スノーシューの自分は特に問題無し。
登り始めは夏道である尾根沿いを少し右にまくような感じで登っていましたが、ここで夏道に合流。
見えたのは山頂からのシュプール・・。まだ誰も滑っていないのでうっすらとですが残っていました。みんなあそこを滑る為に登っているんですね・・。
周りの風景も楽しみつつ登っていきます。
寒さに弱いG7Xmk3もこの天気の良さならしっかりとAFを合わせてくれますね。でももっと望遠を使って寄りたい場面もあるんですよね、G7Xmk3は望遠端が100mmなので山で使うには少し足りないかな。
ニセ金庫岩に到着。ちょっと息整えます・・。
ニセ金庫岩から最後の登り。ここを登り切れば山頂です。
10歩歩いては小休止を繰り返して登っていきます。
無事山頂到着。2時間40分くらいでした。
山頂はさすがに風が強いのですぐにハードシェルとダウンを着込みます。一気に体温が持って行かれるのでまずは体の保温ですね。
その後お湯を飲んでひと息ついてから周辺をパシャパシャと。
山頂から火口。
トムラウシ。今年行きたかったけど無理そうな感じ。
後旭岳越しの白ゼブラ。ここが白雲岳から見たゼブラになっているはず。
山頂もカラフルな賑わい。これから滑る為の準備に余念が無いようす、gopro付けたり、再度ワックスをかけたり。
そう言えば先頭の3人組の姿は見えず。もしかしたら裏旭キャンプ指定地の方に滑って下りたのかな?
結構風が強いので自分も下山開始します。山頂にいたのは15分くらいかな。
山頂から少し下って風が当たらないところでスノーシューを脱いでアイゼンに付け替えます。その間にも下からはどんどんスキーやボードを背負った人たちが登ってきますが、ほぼ外国人。
そう言えば今回はスキーポールではなく最初からピッケルを持って登りましたが、ほとんど使う場面は無くスキーポールで登った方が楽でしたね。
あとは来た道を下るだけ、でも少し雲が出てきましたかね。
再び尾根沿いを歩いて行きますがお釜が見えるところまで来たらすでに新しいシュプールが描かれていました。
滑り降りるところを見たかったのでちょっと残念。
途中でスキーを背負って登ってきた外国人から「ロープウェイまで歩いて下りるのか、クレイジーだな」って言われたけど、あそこを滑って下りる方がクレイジーだろうと言い返しましたw。
考え方がそもそも違うんでしょうね(苦笑)。
スキーやボードの人たちは一気に姿見駅に下って行けますが、こちらはゆっくりと歩いて下りていきます。
途中からはすっかりガスの中。ホワイトアウトというよりは左から太陽の光が少し入ってきてなんか神秘的な光景の中を歩いて行きます。
このまま歩いて行ったらどこかに召されるんじゃないかってくらいの雰囲気でしたw。ピーカンの青空の下を歩くのもいいけど、この感じは初めてだったのでまた経験してみたいですね。
石室まで戻ってきました。相変わらずガスガスでほとんど周辺は見えませんが、奥にはベンチもあるのでそこでひと息つきます。
噴煙とか池とかは下りてからウロチョロするつもりでしたがこれじゃあ何も見えませんね。
ベンチに座って休憩している間に少し山頂が見えてきました。このまま晴れるかって思ったけど、そのままガスの中に消えていきました、残念。
諦めて姿見駅まで下りていきます。
姿見駅に到着。姿見の池から駅までが一番ダルくて疲れたかな。山頂から約1時間30分くらいかかりました。駅に着いたら久しぶりに自販機でコーラを買って一気飲み。ただ間違ってカロリーゼロを買ったので味はイマイチ、最後に大失敗した気分・・。
その後駅舎内の休憩スペースで下山時に詰め込んだジャケットなどの荷物を整理し直します。
予定ではスキーコースを歩いて下山するつもりだったけど、ロープウェイで下りることに。ガスガスの中をスキーコース歩いていたら、後ろからぶつかったりして危ないんじゃないかと思ったけど素直にスキーコースを滑る人なんてまずいないよなと今更ながらに思いました。片道を2回買うことになったのでちょっとお金を無駄にしたかな(400円だけど)。
と言うことでロープウェイで下りていきますが、雲を抜ければ下界は晴れのようす。駐車場まで戻って無事終了です。
周辺の樹林帯も面白そうなので何とかもう1回天候が良さげな日が続くようだったら来たいですね。またしばらくは札幌周辺の山々を登って楽しみたいと思います。
ではまた~。
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