快晴予報の1日だったので岩内岳と目国内岳に登ってきました。
特に岩内岳から目国内岳までの白い雪原と青空が風も無く静かで良かったですね。
前日は岩内町で車中泊。朝5時頃に起きてから朝ごはん食べて登山口へ。見事な快晴で登る前からテンション上がります。
本当は白樺山に登りたかったんだけど、まだ道路封鎖が解かれていないので今回は断念です。
登山口のある岩内国際スキー場に到着。すでに車が1台ありました。
さあ準備して7時過ぎに出発。登るルートは夏道と同じ右側の尾根沿いを歩いて行きます。
なお2年前くらいから運営が民間に変わったため、スキー場の中を歩くこと、または滑って下りるとクレームを受けることがあるそうですのでご注意を。
服装はいつもと同じロンT+ウィンドブレーカー。ただ15分ほど登ったくらいで汗をかき始めたのですぐにロンT1枚に。
コースの半分は樹林帯なので、上まで行って風が当たるようになったら考えます。
ウサギの足跡でしょうね。今年の暖かさならもう熊が出ていてもおかしくなさそうだけど、とりあえず今回その足跡はありませんでした。
この日はスノーシューで登りましたが、軽アイゼンでも良かったかな。日の当たらない時間帯なら踏み抜くことも無い適度な硬さでした。
先行者が1名いると思ったんだけど、足跡らしきものを見つけることができませんでした。見晴らしの良い所に出ても姿が見えなかったのでスキー場の人だったのかな。
冬山の良い所はある程度自由にコース取りをできること。まだ細い白樺の間を抜けるように歩いて行きます。
1・2月だと雪が柔らかくて雪庇になっている尾根側もこの時期ならしっかりと固まっているので歩いていも大丈夫。
ふりむき坂の看板が見えるところまではスキー場を横目に登っていきます。
樹林帯が終わるあたりで小休止。天気が良くて積丹の山並みもクッキリです。
まずは9合目目指して登っていきます。
風が強くなるかと思ったらそよ風程度、引き続きロンTのみで大丈夫でした。
とはいえ普段は吹きっさらしの風が吹いているエリアなので雪面はピッカピカ。ただ余計な雪が無いので、スノーシューが気持ちよく雪面に食い込みます。
画面中央は雷電山ではないと思うけど、向こうの雪面もキレイですね。
9号目到着。ここら辺の登山道は結構雪がとけていて岩も出ていましたね。
写真だけ撮ったら少し横にずれて雪のある所を歩いて行きます。山頂までもう少し。
山頂手前、見た目は危険そうだけどそんなことはありません。雪もしっかりしており、崩れたり滑り落ちる心配も無しです。
無事岩内岳山頂到着。9時30分なので、2時間ちょっとかかりました。
標識の奥には目国内岳がキレイに見えている、少し休憩してから下山しても午前中には終わってしまう、さらに今日は1日中快晴予報・・、と言うことで目国内岳まで往復することに予定変更。
元々この日に目国内岳に登る予定だったけど、スノーブリッジの有無が心配になって岩内岳に変更したと経緯があります。
と言うことで休憩取らずにそのまま目国内岳へ出発します。
ルートはまっすぐ下ってから少し右に回り込みながら、パンケメクンナイ湿原の北西側を歩いて行きます。
夏に目国内岳と岩内岳間を歩いたことは何度かあるけど、冬の方が断然いいですね。まるで雪の砂漠を歩いているような感じ。
無風で誰もいない雪原を歩くのが気持ちいい。
そう言えば先日スノーシューをメンテしました。と言っても大したことじゃなくて、つま先部分のデッキとバインディングの接合部分にあるクレスピンに三脚で使っているグリスを差しただけ。
ずっと変にこすれてアヒルかカモメのような鳴き声(クェ~クェ~)がしていたんだけど、それが無事無くなって静かに歩けるようになりましたw。
雪原を歩いて目国内岳山頂へは北側から直登します。
ただ意外と山頂の岩が見えてこなくてようやくその姿が見えました。
まるで岩の要塞のような山頂に到着。スノーシューのままよじ登っていきます。
目国内岳山頂到着。10時30分なので約1時間かかりました。
こちらも風は弱く微風程度。足跡も無く一番乗りみたい。ちなみに岩内岳・目国内岳間もロンTのみで歩いてきました。
周辺の写真を撮りながら少し休憩します。山頂の岩場から前目国内岳、そして一番奥の羊蹄山までキレイに見えました。
今回は山専ボトルとは別にポカリも500ml持ってきたけど、これからの季節なら夏場同様900mlでも良いかもしれませんね。
撮り終えたら大きな岩を背もたれ代わりにして体も休憩。しっかりと暖めたれた岩が心地いい。
10分ほど休憩したのでそろそろ戻ります。
相変わらず岩内岳越しの積丹半島もクッキリ見えています。
この日は一応一日中快晴予報だけど、いつ天候が変わるかはわかりません。特にパンケメクンナイ湿原周辺は平地となり、もしホワイトアウトなどになりルートロスするようなことになったら危険なので、どんなときにもGPSは必須です。
いつも登山中の行動食にカロリーメイトを結構食べているけど、今回初めてっていうくらい口の中の水分を全部持って行かれました。
話には聞いていたんですけどね、まさかあんな状態になるとは思いませんでした。おかげで残り少ないお湯も飲み切ってしまい、下山時にはノドがカラカラに。いつもなら雪を食べて多少紛らわすけど、この時期の雪は汚かったりザラメ状だったりで食べる気がしない。
本日2回目の岩内岳山頂に到着。
なんか賑やかな声が聞こえると思ったら6名のパーティーが下山を開始したところでした。どうやらスキー場の方から下りるみたいですね。山頂からスキー場側最終リフトまでの下りって結構アイスバーンでカリッカリッなのでスノーシューでも慎重さが必要だと思います。
自分は登りと同じく夏道を下りていきます。吹きっさらしのエリアはまだ雪質が固かったけど、樹林帯に入ると柔らかくなっていましたね。
またスキーで登ってきた3人組の女性ともスライドしました。スキーで滑るつもりなら雪が柔らかくなる昼近くじゃないと無理ですよね。
火事か野焼きか?
無事駐車場について山行終了。快晴だったので景色も良く楽しい山行となりました。
あと今シーズン何回山に行けるかな、天候見ながら楽しみたいと思います。
ではまた~。
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