夕張岳に登ってきました。
昨年初めて登った時には終始ガスっていて山頂も暴風だった為、天気のいい時にまた登りに来たいなと思っていたんですね。
ガスったり晴れたりと言った天気でしたが、花の百名山とも言われるその一面を見ることができました。
夕張岳の登山口には、シューパロ湖の白眼橋から鹿島林道を通って向かいます。数日前に土砂崩れがあって一時通行止めになっていましたが今は解除されています。
30分ほどかかって駐車場に到着しましたが、停まっていた車は1台のみ。準備中に2台来ましたが、思ったほどの混雑具合ではありませんでした。
準備して出発します。
夕張市側の登山コースには「冷水 (ひやみず)コース」「馬の背コース」の2種類ありますが、前回馬の背コース→冷水コースで歩いたので、今回は冷水コースから登ります。
駐車場から5分ほど歩いて冷水コース入り口に到着(馬の背コースはさらに奥)。それぞれのコース入り口には利用者数を計測するためのカウンターが設置されているので一押ししてから出発します。
前回冷水コースを下りで歩いた時に感じたのはダラダラと長いこと。逆に登りで使ってもダラダラと長かったw。樹林帯なので景色も変わらずっていうのが理由の一つかも。
ガスっているから湿度も高く汗をダラダラと流しながら登っていきます。
1時間ほどで馬の背コースとの合流地点に到着。
今までにないくらいの発汗量で自分でもビックリ。いつものポカリ900mlとプラティパスに2Lの水を持って来ているので水は足りるはず。小まめに水分補給しながら先に進みます。
夕張岳は花の百名山と言われていますが、「北海道の山岳にあるほぼ全ての高山植物が見られる(wiki)」らしい。
そんな中今時期に咲きほこってたのがシラネアオイ。馬の背コースとの合流地点以降、どこを見てもシラネアオイが咲いていました。
特に看板のある石原平周辺は本当に群生しており見事でした。これを見られただけでも今回来た甲斐があったかな。
シラネアオイの群生で楽しく写真も撮った後は岩場を登りながら先を進みます。
ロープも設置してくれているので問題もないでしょう。
1時間40分ほどで望岳台に到着。目の前にある山に名前は無いようす。天気が良ければ芦別岳や樽前山なんかも見えるらしいけど、それはまた次回ですね。
ちょっと汗をかき過ぎて少し消耗気味、山頂で食べる予定のパンケーキ(2枚入り)を1枚食べてエネルギー補給します。
傾斜的にキツイのは山頂直下を除けばここまで、あとは比較的緩やかな道のりとなります。
望岳台までで樹林帯も終わります。その代わり笹かぶりがちょっとうるさいのと足元が見えずらいので注意は必要です。
花の百名山なのでシラネアオイ以外にもたくさんの花が山道脇に咲いています。
ただ小さい花が多いのでコンデジではなかなかピントを合わせるのが難しくほとんどスルーしてます・・。
憩沢に到着。左奥に進みます。
ここら辺の湿原ももう少ししたら色とりどりの花が咲くんでしょうね。
今はまだその時期じゃないので、1か月後くらいに来たらいいのかな。
ようやく山頂が見えてきました。まだ結構距離ありそうだけど実際に歩けばそれほどの距離ではありません。
手前の小さめの山が釣鐘岩ですね、その横の雪渓を登っていきます。
雪渓を越えて少しあるけば吹き通しに到着。前回はスゴイ風だったけど、今回はほぼ無風でした。
この道の両脇にユウバリソウがたくさん咲いていましたね。シラネアオイ以外は下山時に少し撮って帰りました。
吹き通し後のキツイ登りを頑張って神社に到着。ここら辺にはエゾノハクサンイチゲやハクサンチドリ、ウコンウツギがキレイに咲いていました。
先行者はすでに山頂から下りてきたらしくごはんの準備中。自分もとりあえず山頂に向かいます。
無事山頂到着。雲が多くて見晴らしはそれほど良くないけど、前回の爆風+ガスで視界ゼロと比べたら全然OK。
ただ時期的に虫が多かったので先行者同様、神社前で休憩することにします。本当は山頂でゆっくり景色見ながら休みたかったけど。
山頂から下りても虫が多いので残りのパンケーキ1枚と水分補給を済ませたら10分ほどで下山開始します。
登りの時に撮らなかった吹き通しに咲いていたユウバリソウ(固有種)をパチリ。
他にもミヤマアズマギクやチングルマ、ミヤマオダマキ等もたくさん咲いていました。
花好きな登山者には最高の山でしょうね。
釣鐘岩横の雪渓あたりからたくさんの人とスライドしました、20人くらいはいたんじゃないかな。
山頂は晴れたりガスったりなのでタイミング次第ですが、ガスの動きが速いので少し待てばいい景色は見られたと思います。
下山時にもシラネアオイの群生を撮って帰ります。
樹林帯に入るとまたガスの中へ。
帰りも冷水コースから下りて駐車場に到着。6時出発で12時に下山なので前回と同じ山行時間でした。
今回はシラネアオイのピークに当たったけど、次回は湿原に花が咲いている時期に来たいですね。どんな景色になるのか楽しみです。
あと南富良野側からの金山コースもありますので、そちらからもいずれは登ってみたいと思います。
ではまた~。
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