上富良野岳温泉登山口から美瑛岳-富良野岳のチャレンジ山行。
前半の美瑛岳までは好天に恵まれ楽しい山行でしたが、折り返しは一気に天候が崩れてしまいました・・。
美瑛岳山頂は風が少し強めで冷たいのでウィンドブレーカを着ることに。
登山靴も脱いでリラックス。プロテインバーを食べながら周りの風景を楽しみたいけど、隣の美瑛富士が見えるだけでその奥にあるオプタテシケもトムラウシもガスで見えません。
もっと天気が良くなると思ってたんだけどなぁ。
ポカリも残り少ないので飲み干して、粉で新しいポカリを作ります。
20分ほど休憩してから出発します。
いたるところで咲いていたチングルマ。このかわいい花があんなフサフサな形に変わるのが面白い。
十勝岳へ戻る道で10人くらいとはすれ違ったかな、結構このルートを使う人っているんですね。でも美瑛岳側から行く人はどれくらいいるのかなw?
岩場を少しずつ下って行き再び蟻地獄ゾーンを登っていきます。1歩踏み込むたびに0.5歩くらいは沈んでロスしてそう。
そしてこのゾーンに入ったあたりから風が強く吹き、ガスも濃くなってきました。
気温計は約10度。風が強いので体感はさらに低いはず、吐く息も白くなっています。
美瑛岳で休憩中に来ていたウィンドブレーカは出発するときには脱いでいるので今はロンT1枚のみ。この雨裂横を登り切って平坦な場所に出たら着ようか迷うけど、歩いている限りは大丈夫と判断して十勝岳まではこのままで行くことにします。
行きでは青空が見えていたけど今はガスで視界も悪くなっています。
それでも目印があるので迷うことはありません。
十勝岳が見えてきました。とりあえずひと息つけそうです。
本日2回目の十勝岳。さっきはあんなに青空で快晴だったのに・・。
足を止めるとさすがに寒いので、ウィンドブレーカを来て2個目のお餅休憩。
こんな天気でも十勝岳には次々と人が登ってくるようです。
10分ほど休憩してから上ホロに向かいます。
ガス&強風の中を下っていきますが、避難小屋が近づくにつれガスは消えて風も弱くなりました。着ていたウィンドブレーカもここで脱いでザックにしまいます。
ガス&強風が続くようなら上富良野岳のから下りることも考えたけど、このまま富良野岳まで行けそうです。
上ホロに到着。行きと同様に迂回はせずに直登しました。迂回路はダラダラと登りが続くのが苦手、斜度がきつくても短時間で登り切れる方が個人的には好みです。
続いて上富良野岳へ。
山頂には結構な数の人がいるようです。富良野岳から歩いてきた人、登山口から登ってきた人、そして登山口へ戻る人たちですね。
まだ12時前なので登ってくる人たちも日帰りが多そうですね。
上富良野岳山頂到着。空は雲っているけど、遠くの富良野市街は晴れているようす。
ここで2個目のおにぎり休憩とポカリも飲んで減った分を水で補充します。少し薄まるけど飲めれば問題無し。
それにしても登山口からどんどん人が上がってくる。目に見えるだけでも10人以上はいますね。大きいザックを背負っている人もいるので避難小屋でテント泊するのかな。
残すは三峰山と富良野岳の2つ。
まずは三峰山へ向かいます。上ホロカメットク山、上富良野岳みたいに急登で一気に登る山とは違ってずんぐりと大きな山の印象です。
ハイマツ帯を歩いて行きますが足元にはピンク色でかわいいエゾノツガザクラ。この花もチングルマ同様に色んなところに咲いていましたね。
一つ山を登ったと思ったらもう一つ。この山の山頂が三峰山です。
三峰山山頂到着。
山頂直下の岩場にはナキウサギの巣があるらしく、女性が1人カメラを持ってその姿を探していました。
ただ鳴き声が全く聞こえてこなかったので撮れただろうか。
特に休憩することも無く先へ進みます。
が、なんかそろそろ歩くこと自体に疲れてきた・・。体の疲労っていうよりメンタルの方ですかね。まあ弱音吐いても仕方ないので最後の富良野岳を目指します。
40分ほどで富良野岳の分岐に到着。
上はガスガスで風も強そう。実際下りてくる人たちはみんなジャケットを着て下りてきています。
いよいよ最後の山、少し休憩してから頑張ります。
思ったより風が強くて思ったより距離があった・・。分岐には富良野岳まで0.8kmってあったんだけどね、もっとあるんじゃない?
そろそろ山頂じゃなかったっけってところから2つくらい先がありました。
でも上を見れば真っ白だけど、足元を見て歩けば山道脇にエゾノハクサンイチゲやエゾコザクラが咲いており目を楽しませてくれました。
で最後の富良野岳山頂に到着。ここまで頑張ったにもかかわらず真っ白・・w。まあ仕方ないですね、登る前から予想できていたし。
13時30分頃に到着したので登山口からここまで約9時間かかりました。とりあえず小休止です。
ずっと山頂にいても景色は変わらないだろうからさっさと下りることにします。
で、下りるにしたがって風も弱くガスも取れ始めました。
次第に原始が原も見え始め、まさかと思って山頂を振り返ればしっかりと見えているw。
あと15分くらい山頂待機していたら晴れていたと思うけど、あの状態でそんなに山頂にはいられないので仕方ないですね。いい景色はまた次回です。
十勝岳方面もだいぶガスが取れてきたようです。
このまま分岐に下りて飲んだ分の水を補充してそのまま登山口に向かいます。あとは下山のみ。
もう先を急ぐ必要ないので前の人のペースに合わせて下りていきます。
ただ全く風が吹かないので蒸し暑いのがつらい所です。
ゆっくりなので花があれば撮ったりしながら歩いて行きます。これはエゾイチゲであっているかな?
あとは雪渓を越えて、上ふ・富良野岳分岐を過ぎればもう少し。
最後の渡渉をしたら、また長くて暑い砂利道を登山口へダラダラと歩いて戻ります。
無事駐車場に到着して長かったチャレンジ山行終了です。
4時15分に出発して、15時30分に戻ってきたので歩いたのは約11時間。次回もやるなら美瑛富士も加えたいですね、+1.5時間くらいでいけるかな。
まあそんなに激しい高低差があったわけではないけど11時間歩けたっていうのは自信になるかな。とりあえずサウナ・水風呂でゆっくり疲れを取りたいと思います。
ではまた~。
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