2泊3日で行った忠別岳・白雲岳の縦走もいよいよ最終日。
昨晩は予想外の雨と雷に見舞われたけど、朝になれば天候は回復していました。大雪高原温泉登山口までの残り数時間、最後まで山を楽しみたい。
起床は4時。朝7時までに撤収する必要があるのでみなさんも大体同じ時間に行動を開始しているようす。
さすがに少し冷え込んでいるので固形燃料を使って暖をとります。煮炊きにはイマイチだけど、暖をとるには音も出ないしすごく便利ですね。燃焼時間の10分ほど炎を見ながらこの日の行動予定を再確認します。
太陽はもう出ていてテント場の後ろにある山?岩場?をオレンジ色に染めていました。遠くのトムラウシや十勝岳連峰も見えていましたね。
7時までの撤収が無ければ白雲岳で朝日を見ることも考えたけど、それをやると撤収が7時ギリギリになりそうだったのでご来光登山は諦めました。登山口に向かう途中で行くことにします。
テントを可能な限り乾かしたいのでタオルで表面の水滴を拭き取ります。できれば太陽の光で乾かせればよかったんだけどプレハブの影に隠れて太陽は当たらず・・。
ピンと張れていなかったところに少し雨が溜まっていたので次回以降は気を付けたいですね。
起きた時には全然お腹が空いていなかったけど、一応食べておきます。インスタントラーメン+ウィンナーの組み合わせ。ササっと食べて終了。
荷物を片付けて出発準備をします。
濡れたテントはザック正面のアミアミの部分に袋にも入れずに適当に押し込んでしまいます。グランドシートは泥もついているのできちんと折りたたんで収納袋に入れてからアミアミに収納。
どうせ下山したら乾かすんだから撤収の時は雑でいいと思います。
5時30分頃に白雲岳避難小屋を出発します。
来年来るときには新しい避難小屋ができているはず。以前のものとあまり変わらないものが建てられるらしいけど、次回が楽しみですね。
30分ほどで白雲岳の分岐に到着。ここにザックをデポして白雲岳に向かいます。
たださっきまで快晴だったのにガスがいきなり出てきて前途多難な感じ・・。山頂からのゼブラ雪渓が見えればラッキーくらいの感じで歩いて行きます。
山頂が近づくにつれてだいぶガスも薄くなってきました。青空も見えているしちょっと期待しちゃいます。
山頂に着くとちょうどガスの上にでました。登ってきてよかったです。
ゼブラ雪渓+雲海。欲を言えばもう少し雲海が下にあってゼブラ雪渓の面積が広いとよかったw。
まあ見れてラッキーでしたね。
あとは分岐に戻るだけ。その途中にも黒岳や烏帽子岩などの広大な風景を見ることができます。
迫力のある雪渓も魅力的、北海岳へ向かうとあの近くを歩けるのでもっと迫力のある雰囲気を味わえるかな。
分岐でデポした荷物を回収して小泉岳経由で大雪高原温泉登山口へ向かいます。
大雪湖方面は雲海の下みたいですね。あの奥の雲の向こうには石狩岳なんかがあるはず。
緑岳へ向かう途中にもコマクサが結構咲いていましたね。さすがに高根ヶ原ほどの群生ではなかったけど。
一番奥の緑岳がとりあえずの目的地。風も微風で快晴、最高の山歩きです。まだ朝が早いこともあってすれ違ったのは1人くらい。楽しくて仕方ない ♪
遠くからヘリの音、時計見ると7時過ぎていました。背景の雪渓とヘリが重なって少し見えにくいけど・・。
緑岳に到着。初日に着いた時は真っ白だったんですけどね、今日はキレイな青空です。
山頂にいたおじいさんと少しお話をしてから登山口まで下りていきます。
岩場を下りながら最後にもう一度高根ヶ原。また来年も歩きたいと思うけど同じルートじゃつまらないですからねぇ、今度は銀泉台からかな。
岩場を降りてハイマツ帯を抜けたら雪渓を歩いて登山口へ向かいます。ここに来るまでで結構な数の方々とスライドしました。20人くらいはいたかな。
雪渓を渡ってくる冷たい風が気持ちいいです。
今日もエゾシカにガン見されるw。このエゾシカは自分と距離を取っていたけど、もう2頭いて、そっちは人慣れしているのかもっと近くで花畑の草を食べていました。
逆に近すぎるのも怖いですね。
最後にこの2泊3にで一番見たチングルマを撮ってから再び樹林帯に入ります。
名残惜しい・・。
またムシムシした樹林帯を歩いて登山口へ。
最後に一応お約束のドロドロを覗いてから登山口に到着して2泊3日の縦走は終了となりました。
道具を片付けて登山靴も履き替えたら大雪高原山荘の玄関先に自販機でコーラーを買って一気飲み。
予報通り日を追うごとに天気も回復していき、以前からの目標だった五色岳-化雲岳の間を歩くことができて良かったです。今度はもう1日足してトムラウシまで含めた縦走をしたいですね。
まだまだ夏山を楽しめる季節なのでこれからもどんどん山に登っていきたいと思います。
実際に歩いた山行時間を確認したい方は下記ヤマレコをご参照ください。
https://bit.ly/2ZFRmg4
ではまた~。
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