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幌尻岳(チロロ林道から北戸蔦別岳でテント泊)スマホ圏外でのパンク Day2

前日は念願の幌尻岳山頂を目指すもスマホの紛失&回収で体力・気力共に失いテントへ戻ることに。

翌日も登ろうとする気力は戻らずにそのまま下山することにしました。ただそうは簡単に終わらない幌尻岳。スマホの紛失&回収と同じくらい、もしくはそれ以上の出来事をプレゼントしてくれました・・。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山

前夜はかなりの強風でテントがバタバタとうるさかったですが、疲労もあってしっかりと睡眠はとることができました。チャンスがあれば星空を撮りたいと思っていたけど、夜中に外を見たら星空はなんとか見えるものの、かなりガスも出ていたので撮影は諦めることに。

日の出時刻の4時頃はガスで真っ白だったものの、二度寝をして5時頃に起きた時には太陽が眩しく、日高の山々をオレンジ色に染めていました。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 水滴 結露

テントにもびっしりと朝露がついていますが、太陽が出ているので撤収準備をするまでには多少は乾いてくれるかな。インナーテントも結露のせいで少し濡れたけど、シュラフカバーがあるので寝袋が濡れることはありません。防寒にも役立つし、シュラフカバーを使うことはおすすめです。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 水滴 イワギキョウ

朝ごはんを食べる前に周辺をちょっと散策。山頂周辺にもイワギキョウがたくさん咲いていましたね。

前日に北戸蔦別岳の下にテントを張った方々が幌尻岳を目指して通過していきました。さすがにハイマツ帯はビショビショのようで上下ともにカッパを着て登ってきました。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 尾西 ドライカレー アルファ米 味噌汁

朝ごはんは尾西のドライカレーとインスタントのお味噌汁。ドライカレーが出来るまで時間を使って少しずつ下山の準備をしていきます。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 糠平岳

こちらはこの後下山する糠平岳方面。さすがにまだ下から登ってくる人はいないようす。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 エアパッド モンベル エアマット

朝食が終わったので本格的に下山準備開始。今回初めて使ったモンベルのU.L.コンフォートシステム エアパッド 150は期待通りの活躍をしてくれました。

横を向いた時にも腰骨が地面に当たることは無くぐっすりと快眠できたので購入してよかったです。長さを150にして短くなった足元は、足首から先が出るくらいでザックを置く必要もありませんでした。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 テント場

撤収準備完了して下山開始します。

天気もガスはほぼなくなり快晴、風が少し強めだけど山登りするならこれくらい強くても涼しくて良いはず。下からも日帰りの人たちがどんどん登ってき始めました。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 

最後に北戸蔦別岳からの景色。今回は自分の不注意で幌尻岳に登ることができなかったので、かならずリベンジしに来ます。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 ハイマツ帯

朝露に濡れた高山植物を見ながら下って行きますが、ハイマツ帯がほぼ乾いていて濡れる気配無し。てっきりビショビショかと思って下はカッパ、上はウィンドブレーカを来て歩き始めたんだけど結局歩いていて蒸し暑いだけとなりました・・。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 糠平岳 三角点

糠平岳山頂から幌尻岳。ここにもテント一張り分のスペースがありますね。ちょっと熊が怖いけど、地面も柔らかそうなのでテント張るには良さそうです。

他にも風をよけられそうで良さげなテント場もありました。もし次回北戸蔦別岳山頂でのテント泊が難しそうな場合は、ここら辺も候補地になるかな。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 糠平岳 肩 ザック オスプレイ アトモス65

糠平岳の肩のところでさすがに暑くてカッパとウィンドブレーカーの上下を脱ぐことに。ゲイターも一緒に外して一気に涼しくなって快適になりました。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 トッタの泉

トッタの泉に到着。山頂で余った水は捨ててきたので、飲んだ分だけペットボトルに補充して下って行きます。

多くの方々とスライドしたけど、テント泊装備を背負った方々も結構いましたね。トッタの泉まで下りてくるまでの人たちで北戸蔦別岳山頂は埋まったと思うので、これ以降にスライドしたテント泊装備の方々はどうしたのかな。七つ沼カールまで行ったんだろうか。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 渡渉

あとは再び渡渉を何度も繰り返して駐車場を目指します。かなり日も強くなって少しバテ気味。

先を急がずに河原で少し休憩しても良かったかなと思っています。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 取水ダム

ようやく取水ダムに到着。あと1時間弱歩けば終了ですね。

林道ではいくつもある滝を見ながら歩いて行きますが虫が多くて困りました、アブはもちろん小さい虫や蜂にもまとわりつかれたり・・。。一度パワー森林香を買って試してみようかな?

 

下山時にも何名かがぶら下げて歩いていたけど、なんか独特なニオイがしますよね。

幌尻岳 テント泊 チロロ林道 テラノバ 北海道 百名山 駐車場

ゲートが見えて無事下山終了です。駐車場はさすがに快晴の土曜日だけあってスゴイ車の数。駐車場内だけでは収まらず林道にも数台停められていました。

ただそれと同じくらいすごいアブの数。靴だけ履き替えてさっさと町中まで移動しようとしますが・・

幌尻岳 駐車場 チロロ林道 パンク 圏外 スパイクピン 北海道

まさかのパンク・・。

タイヤを見たら、なんか陸上シューズのスパイクピンみたいのが刺さっていました。スパイク長靴とかあるけど先端はとがっていないはずだし、矢じりみたいのが刺さっていました。

 

当然スマホの電波は圏外なのでJAFは呼べません。自分でスペアタイヤに交換しようと思ったけど、今時はスペアタイヤがついておらず、パンクの応急処理剤を使って自分で治すしかないみたい。

幌尻岳 駐車場 チロロ林道 パンク 圏外 北海道 タイヤパンク応急修理剤

こちらがそのタイヤパンク応急修理剤。説明書を見ながらやりますが上手くいきません、それほど大きな穴じゃないんだけど・・。

さてどうするか?

一番最初に下山して来たけど、次の人がいつ下りてくるかはわかりません。待っていても時間だけが過ぎるので、スマホが通じるところまで林道を歩いて行くことにしました。パンクしたまま走って戻ることも考えたけど、アスファルトなどのキレイな路面ならまだしも凸凹の林道なので、車のことを考えてそれは止めました。

車で40分くらいの距離、どれくらいの時間で着くかな?

幌尻岳 駐車場 チロロ林道 パンク 圏外 スパイクピン 北海道 JAF honda total care レッカー

結局1時間30分ほど林道を歩いて最寄りの一軒家で電話借りて救助を求めました。スマホの電波は林道手前の「つりぼり」との分岐くらいから不安定ながらつながりますが、電話は不通でした(どうやらソフトバンクだとつながるようです、自分はau)。

JAFが来るまでそちらで待たせてもらいましたが、やはりパンクの人が電話を借りに来ることが多いそうです。ただ歩いてくる人はほぼいないそうで(?)、みんなパンクしたタイヤのまま走ってきてホイールを潰してレッカーされていくことが多いらしい。

結局自分はJAFにそちらのお宅で拾ってもらい一緒に登山口まで戻ってレッカーをしてもらいました。その後、車と一緒に札幌のディーラーに行き、車はタイヤ交換の為預けて、自分はそこから自宅へ帰ることができました。

その際助かったのが「Honda Total Care」というサービス。通常レッカー費用は一定区間のみ無料となりますが、Honda Total Careだとディーラーへのレッカーは無料でした。最後にJAFの伝票にサインした時、レッカー費用で10万近く計上されていたけど、これが無料となったんですね。もしHONDA車に乗っているなら一度確認しておいた方が良いと思います(マジで)。

でも朝イチで下山していてよかったですね、その日のうちに自宅に帰れたんだから。もし下山が夕方とかだったら一晩車中泊して翌朝から林道歩きってなってたのかな・・。

エゾイワツメクサ 幌尻岳 チロロ林道 登山 テント泊 北海道 百名山 北戸蔦別岳

今回はスマホの紛失&回収+スマホ圏外でのパンクとなかなかの展開でしたが、何とかクリアできたことをポジティブに考えてw、今後も楽しい山登りをしていきたいと思います。

ログはヤマレコにのせているのでそちらを確認してください。山頂には行っていないですけど・・。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2466254.html

ではまた~。

幌尻岳 チロロ林道 登山 テント泊 北海道 百名山 北戸蔦別岳 ハイマツ帯 天気 幌尻岳(チロロ林道から北戸蔦別岳でテント泊)でスマホの紛失&回収 Day1

不死岳 登山 北海道 北尾根 細尾根風不死岳 登山口は暑くて山頂はガスで何も見えず・・

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プロフィール

nobyです。
北海道札幌市在住。
山登り・写真撮影。