空沼岳に登ってきました。昨年初めて登ったので今回で2回目、ほぼ樹林帯で泥濘箇所が多い山だけど距離的にもちょうど良いし楽しい山行でした。
採石所を抜けて駐車場についたのは7時前。今回も登山口近くまでは行かずに空沼橋手前の駐車スペースに車を停めます。
天気は青空も所々見えるけど薄曇りって感じ。「てんくら」では強風のCだったけど、山頂以外はほぼ樹林帯なので影響は無し。逆に樹林帯に風が吹きこんでくれそうだから、むしろ歓迎かも。
駐車場から登山口までは歩いて10分ほどの距離。入山届に記入してから7時20分頃に出発します。
昨年初めて登った時はこんな立派な橋は架かってなかった記憶、たしか細い丸太が数本くくられて橋代わりになっていました。丁寧なお仕事に感謝です。
今回空沼岳にしたのは、ここ数日高温でしかも雨も降っていないので泥濘箇所が歩きやすくなっているかなと思ったから。
そうしたら予想通り泥濘箇所はだいぶ干上がっていて歩きやすくなっていました。前回は泥濘だけでなく大きな水たまりも何か所かあったけど今回はそれも無くていいタイミングでしたね。
なのでゲイター無しで歩きます。あと熊のいる山なので熊鈴と熊スプレーは持参です。
周りの笹薮は朝露で濡れており、それなりに湿度はあるけどまだ気温が高くないので助かりました。それでももちろん汗はかきますけどね、ただ大汗をかくというほどではありませんでした。
倒木なんかも乗り越えながら先へ進みます。
まずは万計沼を目指しますが、ゆるい登りがずーっと続きます。時折吹き込む風が本当に気持ちいい。
この橋を渡れば万計沼までもう少しですが、その前に川に手をつけてクールダウン。結構な水量があるので渡るのにちょっと緊張します。
登山道から少し離れて滝見物。万計沼手前にあってなかなか水量豊富で立派です。
万計沼に到着。風が強いので波立ってミラーにはなっていませんでした(残念)。
特に休憩を取ることもないので次の目的地真簾沼に向かいます。
水が用意されていたけど、ご時世的に手に取るのはなかなか難しいかな。お気持ちはありがたいですけどね。
ちなみに空沼岳山頂までは3.5kmです。
登山口から万計沼までも泥濘箇所はあるけど、数が多いのは万計沼から真簾沼までの間の方。ただこちらもだいぶ干上がっており固く歩きやすくなっていました。
まあ大体、端の方に歩けるスペースがあるので泥濘のど真ん中を歩くことはないですけどね。
真簾沼に到着。風が吹いて気持ちいですが、その風に乗って一気にガスってきました。山頂からの景色は無理かな。
あと先行していた親子連れをここでパスしました。
これまで比較的ゆるい登りの連続でしたが、真簾沼から登る傾斜がキツクなります。そして高度が上がるにつれガスガスに。
風もだいぶ強くなり周囲の樹々はかなり揺れています。
山道の近くでバキバキと大きな音をたてながらコチラと距離を取るように離れていく動物がいました。姿は見えなかったけど音の大きさから結構なサイズの動物みたいだけど鹿だと思いたいw。
山頂までもう少しと言う所で札幌岳との分岐に到着。
先日高校生のワンダーフォーゲル部が遭難しましたね、たまたま夕方ニュースの時間帯と重なったためにヘリでの救助シーンが全国ニュースでも生中継されたけど、早めの判断で良かったんじゃないかと思います。部活動だから山岳保険にも入っていただろうし。
ただ空沼岳-札幌岳はかなり大変なルートと言うことは調べればわかったと思うんだけど、先生方は過去や直前に歩いたことはあったんだろうか。もう少し詳細を知りたいけど、その後このことについてテレビや新聞で情報が出てこないのは誹謗中傷とかを避けるためなのかな、高校名とかも報道されたから。
山頂までもう少し。周辺の草木はガスで濡れ濡れ。まあ気にしても仕方ないのでそのまま進みます。
山頂に到着しましたが、ガスガスで何も見えず。風もまあまあ強めだけど、今はまだ涼しく感じます。
前回来た時には恵庭岳とか支笏湖方面の山々も見えたんだけど今日は無理。大人しくおにぎりを食べながら休憩します。
景色も見えないし、少し寒くなってきたので10分も休まないうちに下山を開始します。
足元に注意しつつ、真簾沼まで下りてきたら風は強いままだけど晴れてきて日が差すようになりました。少しずつ気温も高くなり始めている感じ。
後は来た道を戻るだけ。樹林帯にも大分日が差し込んできたけど風のおかげで思ったほど気温は上がらず。登山口まで快適に歩いてこれました。
前回は最後に丸太の橋から足を踏み外して膝まで水に浸かったので注意しながら川を渡って登山口に到着。結局7・8人とスライドしたかな。
駐車場まで10分ほど歩いて今回の山行は終了。それにしても下界はいい天気、早めにスタートしてまだ気温が高くない時間帯に登れてよかったです。
お盆が過ぎて涼しくなると思ったらまだまだ気温の高い日が続きそうですね。今後もあまり無理しない範囲で山登りを楽しみたいと思います。
実際の山行タイムは下記ヤマレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2515775.html
ではまた~。
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