先日目国内岳に登った際に思った岩内岳から雷電山までを歩いてきました。
夏山に登るのは2・3年ぶりで、今までとは違う登山口からでしたが特に問題も無く山頂まで登ることができました。ただ雷電山へは足元の笹藪が生え放題でちょっと大変でしたね。
岩内町の道の駅で仮眠後に登山口へ向かいます。朝5時頃に起きた時にはキレイな朝焼けを見ることができました。この焼け具合でも終わり際で、もう30分早く起きていたらもっと焼けている空を見られたかな。
また久しぶりに肌寒い朝となり、今日は涼しい山行ができそうでちょっと楽しみ。
今回はいわないリゾートパーク側の登山口から登ることにします。これまでは夏冬共に隣のスキー場から登っていましたが、運営母体が変わってからあまり歓迎されていないようす。入山ポストもいわないリゾートパークに設置されているらしいのでこちらからの出発となります。
肝心の登山口&駐車場は道路から入ったすぐ左側にあり、看板も出ているので見逃すことはないはず。車の入ったすぐのスペース(芝生)が駐車場になっています。
準備して出発します。もちろん熊鈴と熊スプレー持参です。
入り口から砂利が上まで敷かれているので上に駐車スペースありそうですがありませんのでご注意を。看板の奥に登山口が見えています。
入山ポストがあるので開いて記帳しましょう。
岩内岳ではノート形式でなく一枚ずつ紙に記入する形式、詳細を記入してちらっと見えている奥の銀色のポストに入れて完了。ちなみに下山時の記入等は不要です。
6時30分過ぎに出発します。2合目でスキー場側からの登山道と合流するので、そこまでがいわないリゾートパーク側からの登山道となります。登山道はとてもキレイに整備されていましたが、序盤は地面がすこし粘土質っぽくて油断すると滑りやすいので注意が必要です。
それにしても登山口から気温が低くてひんやりと涼しいのはいつ以来だろう?たいてい準備している段階で少し汗ばむことが最近は多かったですからね。
岩内岳は9合目くらいまではほぼ樹林帯でそれほどキツイ登りもありません。4合目あたりからは白樺の多いエリアに入りますが、斜度もちょうどよく軽快に歩いて行きます。
蒸し暑さによる汗ではなく、運動による汗なのでかいても気持ちいいですね。
途中視界が開ける場所があるので振り返ると岩内町の町並み。少し薄曇りだった空から太陽も少し顔を出し始めました。
で、少し進むと「ふりむき坂」に到着。ただここから振り返っても周辺の樹々がジャマで正直展望はイマイチ。少し手前で振り返っておくのが景色を楽しむコツですw。
また樹林帯に入って先に進むと今度は松風の回廊です。ハイマツの多いエリアでこの日はあまり風が強くなかったけど、いつもはココを気持ちいい風が通り抜けているんでしょうね。
白樺とナナカマドのアーチをくぐって山頂を目指します。空気もさらにヒンヤリとしてきて、もう少しで樹林帯も終わるはず。
ザレ場にでれば山頂までもう少し。奥に見えているのは雷電山方向、ただしこれが雷電山の山頂ではありませんのでご注意を。
8時過ぎに岩内岳山頂に到着。少し休憩してから雷電山に向かいます。風も微風程度が吹いていて気持ちいいですね。
10分ほど休憩したので雷電山に向かいます。雷電山には過去1回だけ行ったことがあり、その時は目国内から岩内岳・雷電山の両方を登りました。
なんとなくその時の記憶は残っているけど、なんかダラダラと長かった印象。あとは足元にある木の根っこ、これが歩くのに邪魔だった記憶がありますね。
一旦下って目国内岳・雷電山との分岐に向かいます。岩内岳への登山道とは異なりこちらは足元の笹がビッシリ、朝露もあって目国内岳・雷電山分岐に到着するまでに七分丈のズボンも膝下から登山靴までビショビショになりました・・。
雷電山への道は急登もなく登りも比較的緩やか、実際雷電山山頂に着くまで汗は一切かきませんでした。
気温もあると思うけど、それくらいゆるい山道だと思います。その分足元がうるさいですけどね。
途中羊蹄山方向を見るとなかなか珍しいアングル。
雷電山はほとんど笹薮って感じだけど、少しだけお花畑もありました。7月下旬か8月初めに来たら結構キレイかも。チングルマはもうフサフサになっていました。
右上が山頂でもう少しです。ほぼほぼ朝露も消えて乾き、だいぶ歩きやすくなりましたが、それと引きかえに脛がヒリヒリしてきました。乾いたカサカサの笹薮が少しずつ攻撃してきます。
五つ沼に到着しましたが、そこら中ビショビショでぬかりそう。一応、端の方を歩きますがあえなくドロドロに・・。
五つ沼とあるけど、どう探しても沼として存在しているのは2つだけ。雪解けの時期に他の池が出てくるとかなのかな。
それにしてもココは乾いている場所が無くて常にズブズブ、ささっと通り抜けるに限ります。
風も無かったので沼自体はキレイだったんですけどね。来る時期を間違えたかな、秋とかの方がいいのかも。
最後に少し登って山頂へ。見えているのは尻別川の河口付近なので蘭越や寿都のあたり、奥に見えているのは狩場山かな。
無事雷電山山頂に到着。それにしても山頂標識は前回の時と同じく残念な感じ・・。ニセコ連山の最後尾を預かっているのにちょっとかわいそう。もう少し立派なものを作って欲しい。
そして山頂からの景色が悪い、というか笹で何も見えないのも前回と変わらず。こればっかりは地形的な問題なので仕方ないかなとは思うけど岩内岳山頂と同じくらい日本海が見えたら、もっと登ってくる人もいるでしょうね。
菓子パンを食べて10分ほど休憩したら岩内岳へ戻ります。コッチからだと岩内岳からとは逆アングルでニセコ連山+羊蹄山が見えます。羊蹄山の手前はニセコアンヌプリかな。
岩内岳-雷電山間はどっちからが早いとかは無いかな、両方とも下り-平坦-登りなのでだいたい同じ時間がかかります。
それでも雷電山から戻る方が景色的には楽しいかな。
雷電山で咲いている花は目国内岳とほぼ同じですが、その中でも少し咲きかけたエゾオヤマノリンドウを見ることができました。いつも蕾ばかりなのでこれくらいでもかなりうれしい。もう少し時間たってたらもっと咲いていたのかな。
岩内岳まではもう少しありそうかな。脛のヒリヒリもちょっと痛くなってきた・・。
分岐に到着。周辺には朝いなかったトンボがとこからともなく現れて結構な数が飛んでいます。
最後の最後で笹から総攻撃をくらう脛。さすがに痛くて途中で休んでさすりながら登ります。
脛がこんなに痛くなるのは初めて、長ズボンだったら何ともないんだろうけど。この後入る温泉がちょっと恐い・・。
再び岩内岳山頂に到着。岩内岳の山頂標識はリバーシブルなのが素晴らしい。登山者の気持ちがわかっていますね。
登山口へ下りる前に少し休憩、周辺の景色を楽しみます。
雷電山方向。丁度真ん中が雷電山山頂のはず。そのまま右へ進んで行けば朝日温泉まで下りられるけど、相当山道は荒れていそうなので自分が行くことは無いかな。
どっちみち一人での山行だと向こうに着いてから岩内に戻ってくるのが大変だし。
こっちはニセコ連山+羊蹄山ですね。見慣れた景色、夏もいいけどやっぱり冬の真っ白い方が個人的には好きかな。
風が気持ちよくて少し休憩が長くなったけど、そろそろ登山口に戻ります。
所々足元が滑りそうな箇所はあるけど、危険な個所は無いはず。途中2人とスライドしましたが、時間的に自分含めこの日に岩内岳へ登ったのは3人だけだったのかな。
ここがスキー場側からの登山道との合流地点になる2合目。スキー場側は山道もほとんど消えかかっているのでほぼ廃道なんでしょうね。
これだと冬に登るときもスキー場側からは辞めた方が良さそうな感じです。
無事登山口に戻ってきました。最後に粘土質のぬるっとしたところで一度尻もちをつきましたが・・。
下山時に記入する必要は無いので、見えている車まで戻って後片付けして終了です。
以前のスキー場に比べれば駐車場のスペースはもちろん狭いけど、10台以上は停められるはずです。
下山後はグリーンパークいわない(600円)で汗を流しましたが、脛がヒリヒリで熱いお湯が沁みました・・。あとサウナと水風呂が無かったので、今度から違う所を探さなくちゃ。
ようやく朝も涼しくなってきたので、今後も色んな山に登っていきたいと思います。
実際の山行タイムは下記ヤマレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2519374.html
ではまた~。
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