今回は岩内岳から雷電山までを歩いてきました。思った以上の残雪で夏道がわからない箇所も多々ありましたが、それはそれで自由に歩けて楽しかったです。
天気は風が強く途中でガスられたりもしましたが、羊蹄山とニセコの山々を見ながらの山行となりました。
岩内岳の登山口へは赤井川村の銀山を通って向かいます。米どころでもある銀山は田植えの準備中で、水をはった田んぼには朝日を浴びている樹々が映り込んでいました。
途中で「道の駅 いわない」に立ち寄りましたが、ついにウォシュレット付きトイレとなり嬉しい限りです。
登山口のあるいわないリゾートパークマリンビューに到着したのは7時前、車は1台ですでに出発済みのようす。
自分も準備して7時過ぎに出発します。既に日も高く、今日も暑くなりそうな気配です。
予想通り歩きだしてすぐに汗だく・・、ようやく風を感じられたのは2合目の広場に出てから。上空には多少の雲があって、タイミングよく日陰を作ってくれました。
足元にはいくつか花が咲いていましたが、この山でも目立っていたのはスミレでしたね。
再び樹林帯に入って、汗をかきながら少しずつ登っていきます。ふりむき坂を過ぎたあたりで下りてきた先行者とスライド。尾根沿いに出て岩内町を見下ろしながらひと息つきます。
松風の回廊を過ぎたあたりから残雪を登っていきますが、足元の危険性はありません。
残雪からハイマツ帯を抜けてザレ場を登っていきます。ようやく風が強めに吹いてくれて助かります。
向かいの尾根にもまだたくさんの残雪、斜面が新緑に染まるのはもう少し先かな。
約2時間で山頂に到着。体が重たくて少し時間がかかったかな。
山頂からの羊蹄山&ニセコ連山の景色はイマイチ、っていうか何も見えない・・。
目国内岳方向もまだ残雪があるようす。パンケメクンナイ湿原はまだ雪の下かな。
これから向かう雷電山方向もまだまだ残雪がたっぷり。若干へばってたけど、休憩してだいぶ回復したので出発します。
目国内岳との分岐からしばらくは、雪解けの水たまりがいたるところにできて歩きづらい山道に。上からどんどん水が供給されるので、しばらくはこんな状態が続きそうです。
まあ水たまりに足を突っ込まなくても端の方を歩けるので問題は無いと思います。
左上方向を目指して歩くので、登りは登山道を歩くけど帰りは雪面をショートカットして下りてきました。
幌別岳を越えたあたりから雷電山山頂方向にガスがかかってきました。登りでガスられるのは良いとして、羊蹄山とニセコ連山を見ながら歩いてくる下山時には晴れてほしいものです。
今回一番心配していたのが五つ沼のようす。沼自体はまだ雪に覆われているけどだいぶ緩くなっていました。杭のある真ん中を歩いて行けば、間違っても沼に落ちることはないので大丈夫(たぶん)。とは言えやっぱり歩くときはちょっとドキドキですw。
山頂が近づくにつれてガスがどんどん濃くなってきました。時々GPSで方向だけ確認して歩いて行きます。
笹薮に囲まれて道が無さそうでも、方向さえ合っていればそれに沿って歩いて行くと・・
ちゃんと道が見つかる感じ。
ただしGPSで方向を確認せず何となくで歩いて行くと笹薮に沿って歩いても道が出てこない、つまり方向が間違っていたということが一度ありました。改めてGPSを確認するとやっぱり方向を間違っていたようで、間違った場所まで戻ることもありました。
時間にして10分くらいのロスだったけど、ガスの日は気をつけないといけないですね。
間違ったところまで戻って正しい方向にしばらく歩いたら正しい夏道に無事合流。しかもガスも取れ始めて、再びキレイに晴れだしました。
岩内岳から1時間30分ほどで雷電山山頂到着。周辺の雪はすっかりとけているので、相変わらず眺望はほとんど無し。この山の山頂から景色を楽しみたかったら積雪期に来るしかないですね。
水だけ飲んですぐに下山開始します。来た道を戻るだけなので特に問題は無し。奥にある岩内岳を目指して、雪面をショートカットしていきます。
積丹方向は先っちょからガスに覆われているようす。
毎年登ろうと思っているのにまだ一度も積丹方面に登ったことがないんですよねぇ。今年こそはと思ってはいるんだけど・・。
花の名前がわからないけど、岩内岳-雷電山間で咲いていた数少ない花。花の季節にはさすがにまだちょっと早いですよね。
目国内岳の左から羊蹄山が顔を出す位置まで戻ってきました。
上空には風が強い時にできる雲。
岩内岳が近づくにつれてかなり風が強くなったけど、背の高い笹薮のおかげで自分への影響はほとんど無し。逆に強い日差しのおかげでポカポカ陽気の中を歩いているようでした。
本日2回目の岩内岳山頂。山頂では4人組が岩陰で休憩していました。風は強いけど本当にいいお天気です。
朝登った時よりは雲が取れてニセコの山並みが見えるようになりました。ただ羊蹄山には雲がかかったままですね、残念。
山頂では休憩せずにそのまま登山口へ向かいます。かなりの強風だけど樹林帯に入れば大丈夫。ただ朝には無かった雪解け水の小川が山道にできていました。
キレイなピンク色したツツジがかわいらしい。
下山も日の当たる所は暑くて大変です。
登山口について無事山行終了。約6時間の山行となったけど、もう少し歩きたかったかな。目国内岳にも行っとけばよかったかも。
天気もまあまあ良かったし羊蹄山やニセコの山並みも見られたので楽しい山行でした。6月下旬か7月の花の季節にもう1回来ても良いかな。
実際のログや山行タイムは下記ヤマレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3214510.html
ではまた~。
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