幾つか候補のあった中から一番天気のよさそうな暑寒別岳に登ってきました。虫の恐怖があったけど今回はそれほどでもなく(たまたま?)、山頂からの残雪風景を楽しむことができました。
それにしても暑かったー。
予定より1時間ほど寝坊して行動開始。厚田までは曇り空だったけど、いくつかトンネルを越えて増毛町へ近づくにつれて快晴の空へと変わっていました。
暑寒コースの駐車場についたのは5時過ぎ、自分含めて3台の車でした。平日だから少ないのかな。
準備して5時40分頃に出発。今回は虫対策に蚊取り線香を持参しました。効果があることを期待しますw。
登山道には朝日が差し込んで気温が上がり始めていました。駐車場では13度くらいだったけど、歩き始めるとその涼しさもどこえやら。
事前の情報通り1・2合目は虫が多かったですね、立ち止まって写真を撮ろうとすると一斉に虫が寄ってきます。蚊取り線香あってもお構いなしだったな。
なので序盤はほとんど写真を撮らずにひたすら歩き続けます。
つつじヶ丘や佐上台を越えて5合目へ。まだまだ真っ白で大きなサンカヨウが咲いていました。
5合目から7合目までは少し急登が続きます。山道上の雪渓は無く、あっても両サイドに少し残っているくらいでした。
とにかくこの日は風が無くて暑かったですね。7合目を越えた滝見台までは樹林帯だったので、なおさら湿度も高く厳しかったです。
足元に群生して咲いていたのはフギレオオバキスミレ。他にもマイヅルソウが1合目からずっと咲いていましたね。
八合目の屏風岩に到着。ここで小休止します。風が吹いて気持ちいい、汗だくの体を冷やしてくれます。
暑寒コースで一番キツイのが、見えている8合目から9合目、そして山頂台地への登りですね。
右隣の尾根を見ると残雪から溶け流れた水でいくつも滝を作っていました。一つ下の滝見台からも見られたけど、こっちからの方がたくさんの滝を見ることができたかな。
10分ほど休んでから行動開始。キツイのはわかっているのでゆっくり登っていきます。
ただ登り下り両方とも足元の岩は結構崩れやすく落石が起きやすいので注意が必要です。平日で人が少なくて良かった。
滝見台から40分ほどかかって登り切りました。あとはキレイなお花を見ながら山頂を目指します。
チングルマや
ハクサンチドリ、
エゾノハクサンイチゲなんかがたくさん咲いていました。ウコンウツギもまだキレイなのが結構咲いていましたね。
約3時間30分かかって山頂に到着。まだらに残っている雪も結構白くて、見たかった景色を見られて満足です。
こちらは南暑寒別岳。笹狩りがされているなら、雨竜沼からぜひとも歩いてつなぎたいですねぇ。
で、その奥にある雨竜沼湿原。今年は渓谷第2吊橋の改修工事の為、入山開始(山開き)は7月10日(土)以降の見込みらしいです。
雨竜沼とエゾカンゾウが咲き乱れる景色を見たいですね。
見たい景色も見られたので下山開始、帰りの山頂台地もたくさんの花を見ながら急登地点まで歩きます。
見下ろすと海からのガスが町を覆いつくしてコチラ側に来ているようす。このまま山道も覆いつくしてくれれば、涼しい中を歩けるんだけど・・。
落石に注意しつつ、再び屏風岩で小休止してスパークリング甘酒Lemonを。美味しかったけど、さすがにぬるくなっちゃってましたね。
で、周りの景色を楽しみながら涼んでいたら雪渓に動く影を発見!どうやら親子熊のようす。遠くからでも熊を見たのは初めてです。
あとは登山口まで歩くだけ。こちらはツバメオモト。
ハイマツ帯を抜けたらザックに緑色の粉がビッシリ。花粉症ある方はご注意を。
下山時は樹林帯でも多少の風があったけど、それでも暑くてたまらん。
3合目付近でモスキートネットをした男性とスライド、もしかして登山口で大量の虫に襲われるのかなと思い、いつでもつけられるように自分もモスキートネットをザックから出しておきます。
登山口に到着して無事山行終了。虫は一匹もおらず・・。ちょっと拍子抜けしたけど、いなくて良かったw。登山靴を洗う水を利用してタオルを濡らし顔や首筋を冷やします。車に戻って気温計を見たら25度でした。
気温高めだったけど楽しい山行で良かったです。次は箸別コースからだな。
実際のログや山行タイムは下記ヤマレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3313395.html
ではまた~。
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