今回は2021年夏山シーズン初のテント泊。まだ歩いたことが無い天人峡からヒサゴ沼でテント泊し、トムラウシ山に登ってきました。
1泊2日で歩けるルートだけど、天気も良さそうだったのでのんびり2泊3日の行程としました。とにかく花が満開すぎて最高のタイミングでテント泊できましたよ。
前日は東川町の道の駅 ひがしかわ「道草館」で車中泊。美瑛で仮眠するのもいいけど、トイレを考えるならこっちの方が断然いいと思います。
天気予報では今日からの3日間は快晴予報、愛別岳(左端)から旭岳(右端)までのキレイな山並みを見ながら登山口のある天人峡温泉に向かいます。
最後のトンネルを抜けたらすぐ左にある無料駐車場に停車。奥では1人が準備中でした。
自分も準備して4時40分に出発、ちなみに今回のザック重量は18kgになりました。
少し歩いて登山道入り口へ。ここから登って入林届に記入したら、まずはヒサゴ沼を目指して約13キロのスタートです。
天人峡コースはいきなり涙壁の急登から始まります。何度も折り返しながら約40分ほどかけて登り切りました。まあ楽ではないけど、体力のある時なので思ったほどツラくはなかったかな。
しばらく歩くと滝見台から羽衣の滝を見ることができます。
同じところからは正面に旭岳も。本当にいいお天気です。
ここから1時間ちょっとの樹林帯歩きがありますが、とにかく虫がスゴイ。大量の蚊に襲われながら先を急ぎます。次回歩くならモスキートネット持参ですね。実際結構な個所を刺されました・・。
第一公園に入ればそこには天国のような景色が広がっていました。タイミング的にはワタスゲとチングルマがピーク、写真そっちのけで景色に見とれながら歩いてしまいました。
第一公園最後の方で見つけたのがこの卵らしきもの。結構大きくてサンショウウオ?とかの卵なのかな。ツンツンしてみたけどプルプルしてましたね。
第二公園も通って先へ向かいますが、概ねこんな感じの登山道。所々泥濘箇所もありました。
ナナカマドとハイマツのミックス帯を登っていきます。多少風も感じられるようになったのでそれほど辛い登りではなかったですね。
頑張って登り切り振り返れば、旭岳から白雲岳・緑岳までの山並みが見えていました。大雪高原温泉から緑岳までのお花畑ももう咲いているかな。
では先へ進みましょう。右に見えるのが小化雲岳、でもここへは登らず左にまくように歩いて行きます。
ハイマツ帯も少しあるけど、見た通り登山道も明瞭なので迷うことはありません。さらにここら辺から足元に咲く花たちを楽しむことができるようになります。
キレイなイワブクロやコマクサがたくさん。今が花のピークって感じ。
先に見えるのは自分より30分くらい早くスタートした人。南沼で1泊2日のテント泊みたい。
ここら辺はチングルマとエゾノハクサンイチゲのお花畑。完全にメルヘンな登山道になっています。
化雲岳まで2か所くらい雪渓が残っていたかな、もう少し表面がキレイだったら寝転んで涼みたいくらいです。
正面に見えているのが1947峰。あそこで休憩を取ることにします。
1947の手前でコマクサ。密がスゴイ、こんなに花がつくんですね。
1947に着いて休憩です。そこからようやく見えた化雲岳。あそこからヒサゴ沼までは下りなので、あともうひと頑張りですね。
20分くらいゆっくり休憩したのかな、化雲岳目指して再出発します。1947からもトムラウシ山は見えていましたが、化雲岳へ向かう道中ではトムラウシがかなり近く感じました。あっちは明日2日目に登ります。
化雲岳が近くに見えてきました。山頂への登りも距離は短いので問題ありません。
約6時間30分で化雲岳に到着。休まずにこのままヒサゴ沼まで行ってしまいましょう。
本当に一面のチングルマがキレイです。
この雪渓を下れば、今日の行程は終了です。あと少し!
無事ヒサゴ沼に到着。テント場にはいつもある北大のテントともう一張りのみ。自分もとりあえずテントを設営してしまいます。
テントはテラノバのレーサーコンペティション1です。
テントを張り終わったら水汲みに行きます。結構色んなところから雪解け水が流れているので、浄水器を使うなら近場ですませるのもアリかも。ただ自分は一番奥の雪渓(トムラウシへの近道)まで行って水を汲みます。
あとはのんびりと時間を過ごします。14時過ぎに尾西の赤飯を食べてこの日の食事は終了。その後はキンドルで読書しながら時間を潰します。
余裕あったら五色岳方面に歩いて夕方の写真でもって思ってたけど、雪渓登りが疲れるので止めましたw。
テントを設営してから新しい小屋を見に行ったけど、スゴかったのはトイレの方。扉を開けるとハエが何十匹と飛び回って、どんな恐怖映画を見るよりも鳥肌モノ、そっと扉を閉めました・・。
ただ朝夕の気温の低い時間ならそれほどでもないので、その時間帯に利用することをお勧めします。
ヒサゴ沼は周囲をぐるっと囲まれているので日の入りを見ることはできないですね。
ただ寒暖差でこの日は大量の靄が発生していました。奥の雪渓からも同じようにヒサゴ沼に落ちてきていて、さらにそこを下ってくる登山者の姿も見えました。なんか不思議な雰囲気でしたね。
太陽も沈んで残照の時間帯。ニペソツと鹿の群れ。テント場も最終的には10張りくらいありましたかね、避難小屋にも数組はいたようす。20時を過ぎればあたりも暗くなって来るので、翌日に備えて寝ることにします。これにて一日目は終了となりました。
実際のログや山行タイムは下記ヤマレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3350659.html
ではまた~。
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