ヒサゴ沼でのテント泊2日目は、トムラウシ山へのピストンです。
昨日に引き続いての快晴で最高の天気の中を登ってきました。山行時間は短いですが、今日もたくさんの花を愛でながらの楽しい1日となりました。
起床は日が登る前の3時過ぎ。すでに数組はそれぞれの目的地を目指して出発しています。中には十勝岳を目指す人もいたようですね。
自分の2日目はトムラウシ山へのピストンだけなので、何時に出発してもいいけど周りがこうも慌ただしいと、それにつられて準備してしまいますw。
風は無く凪状態のヒサゴ沼にはピンク色に染まりつつある雲が写り込んでいました。
テントには朝露がビッシリ。朝日が当たって乾かしてほしいけど、テント場にまで朝日が差し込んでくるにはまだだいぶ時間がかかりそうです。
朝食のインスタントラーメンを食べてから出発の準備を行います。
5時過ぎにテント場を出発、まずは雪渓登りからです。朝イチだし雪の状態が心配だったけど、すでにかなりゆるくなっていて滑落の心配はゼロでした。
雪渓を吹く風が生温かくて、早朝の爽快感は全くありませんw。ゆっくりと登って夏道に合流します。
ドーンと目の前にトムラウシ山。木道を歩きつつ、天沼・日本庭園を越えてロックガーデンへと向かいます。
朝露キラキラ、チングルマ。
天沼付近のチングルマはまだ咲いていましたね。
ロックな日本庭園を越えて行きますが、やっぱりこういう岩場って歩くのが楽しくて個人的には大好きです。
ロックガーデン手前でルートを外れて道に迷っていた男性がいました。スマホのバッテリー切れでルート確認ができなかったようですが、とりあえず事なきを得たようす。
久しぶり見るロックガーデンは相変わらずの壮観さですね。左下から右上に向かって登っていくことになりますが、目印も細かくついているので大丈夫。
ロックガーデンを登るのは楽しいんだけど、そこからのハイマツ帯の登りがキツイんですよね。風も無く蒸し暑くてしんどいです。
ようやく登り切って遠くに再びトムラウシ山。さあもうひと踏ん張りです。
右側が山頂になりますが、北沼側から登るのは初めて。さてどんな感じかな。
ルートも明瞭だし、目印も細かくついていて迷うこともありませんでしたね。
ようやく山頂が見えました。どうやら他に人はいないようす。
ヒサゴ沼から3時間ほどでトムラウシ山山頂到着。風は無風だけど、少しひんやりとして涼しいですね。
時間は7時30分くらい。テント泊していた人たちはすでに下山しており、短縮登山口から来る人たちはまだというタイミングかな。あと1時間もすればまた混み合うんでしょう。
岩場に腰かけて十勝岳連峰を眺めながら休憩します。しばらくするとヒサゴ沼で一緒だった男性が登ってきました。
少しお話して縦走する時のルートについて色々と教えていただきました。可能だったら来年チャレンジしてみたいと思います。
20分くらい休んだら下山開始、旭岳方面も快晴ですね。
ヒサゴ沼までの帰りはほとんど登りは無いのでサクサク歩いて戻ります。
化雲岳とヒサゴ沼への分岐まで戻ってきました。メールしたいことがあったけど、その為には目の前の山を登って化雲岳周辺まで行かないと電波が届きません。でも登るのが面倒くさいので、諦めてそのままヒサゴ沼へ下りることにします。
明日下山途中でメールすればいいや。
ロックなルートを通って雪渓からヒサゴ沼へ下りて行きます。
かわいいアオノツガザクラを発見。
2時間ぐらいでヒサゴ沼まで戻ってきましたが、次にやることはテントの撤収。明朝テントを片付けるのが面倒くさいので、今晩は避難小屋に泊まることにします。
朝露に濡れていたテントはしっかり乾いており、撤収もらくちんでした。
避難小屋で寝床を作ったら、あとは昨日と同じように水汲みやキンドルを読んで時間を潰します。15時過ぎにドライフードのカルボナーラを食べて食事は終了。
午前中の小屋内は自分ともう一人だけでしたが、午後湖からはポツポツと人が到着して、1階7名・2階5名の夜となりました。
夕方には昨日と同じように靄が発生し、少しだけ神秘的な景色を見せてくれました。
明日は3日目最終日で下山の日。風は強いけど天気は晴れ予報、朝5時くらいの出発予定です。20時過ぎには就寝しましたが、小屋泊ってどんな人たちが来るかは、やっぱり運ですよねぇ・・。
実際のログや山行タイムは下記ヤマレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3350659.html
ではまた~。
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