2泊3日のテント泊最終日、今日はヒサゴ沼からの下山です。最後まで天気とお花に恵まれた楽しい山行となりました。
小屋で一緒になった隣のグループは2時すぎに起きて準備開始。どうやらトムラウシ山へのピストンをしてから下山をするみたいで、3時前には出発していきました。
まあ小屋泊を決めた時点で安眠の保証が無いことは覚悟しているので問題ありませんw。自分はまだ行動開始の時間では無いのでもうひと眠りすることにします。
起きたのは3時過ぎ。外はかなりの強風で、窓から見える木々も結構揺れていました。
外に出てみると稜線はガスに覆われており、水面も風の影響で波立っているようす。ただ風自体は昨日と同様に生ぬるい感じなので、下山に影響は無さそうです。
朝食にカロリーメイトを食べてから、ザックを整理して避難小屋を出発します。
風と朝露を心配して、上半身はウィンドパーカ、下半身はレインパンツ(バーサライト パンツ)を着ることにしました。
今日の頑張りどころはヒサゴ沼からの雪渓のみ。化雲岳まで行けば、そこからはほぼ下りとなります。
朝一の雪渓はキツイですね、休みながら登っていきます。途中振り返ってヒサゴ沼にお別れのご挨拶。次はいつになるかな、来年も来られたらいいけど。
40分ほどかけて夏道に合流。ここまで上がってくると、もう一面ガスガスです。
こっちを向いてくれないチングルマ。どうやら嫌われているらしい・・。
その後もガスガスの中を歩いて化雲岳に到着。まだ先は長いけど、ツライ所はこれでお終いです。あとは天気が少しでも回復してくれればOK。
風も大分弱まってきたのでウィンドブレーカは脱ぐことにしました。パンツはそのままで天人峡温泉を目指します。
途中で咲いていたタカネシオガマ。真上から見た形が面白いですね。
化雲岳から30分もしないうちにあんなにあったガスは晴れていき、目の前には景色が広がり始めました。
後ろを振り返ればトムラウシ山。なかなかイイ感じ。
初日に休憩した1947からは同じように旭岳から緑岳までの山並みがバッチリ。
あと1947の手前でランの方とスライドしました。挨拶だけだったけど、朝イチでここにいるならトムラウシ山のピストンとかなのかな。
なだらかな下りが続いて歩くのが楽しいですね。この後雪渓あたりでテント泊装備の男性とスライド。なかなか馬力のある歩き方をしていましたね。
ここのハイマツ&ナナカマドから第一公園までが山道的にはシンドイ所。風もあまり当たらずムシムシした中を下って行きます。
さっきまで同じ目線だった旭岳もすぐに見上げる感じに。
何度か足を滑らせながら第一公園に到着。ようやくほっと一息です。
相変わらずワタスゲがフサフサな第一公園。旭岳を正面に見ながら歩いて行きます。
楽しい時間もあっという間に終わり・・。ここからは樹林帯を歩いて登山口を目指します。
樹林帯はとにかく蚊との闘いの連続。ただ下半身はレインパンツを履いていたので被害なし。その分首回りや手の甲をだいぶやられました・・。
途中で見つけた「天人峡温泉 4.5k」の看板、早く終わってぇ。
写真を撮ろうと少しでも立ち止まると、その瞬間に襲われるのでただひたすら歩くのみ。ようやく登山口が見えて蚊の襲撃から逃げることができました。
駐車場について2泊3日テント泊の山行終了です。天人峡コースは初めてだったけど、天気と花に恵まれて本当に楽しい山歩きでした。
ただ、ヒサゴ沼でテント泊をすると朝夕の景色を見られないっていうのもあるので、今後の参考にしたいと思います。
こちらは駐車場脇にあったタクシー案内の看板。天人峡に車を停めてタクシーで旭岳ロープウェーまで移動、そこからの縦走っていうのも面白そうですね。
今回は黒岳からトムラウシ温泉東大雪荘への縦走をしている2名の方とお会いしたけど、きちんと調べれば色々と楽しいルートが見つかりそうですね。
実際のログや山行タイムは下記ヤマレコをご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3350659.html
ではまた~。
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